裏ハムラ法

美容外科

裏ハムラ法とは、ふくらみの原因となる余分な眼窩脂肪をくぼんでいる部分に移動させることで、目の下のたるみ・クマを改善させる施術の一つです。ふくらみとくぼみを同時に解消し、目元をフラットな状態にします。また、切開部分は皮膚表面でなく下まぶたの裏側(結膜側)なので、まぶたの表面に傷ができないことも特徴です。
また、下垂した眼窩脂肪がなくなることで、今以上に涙袋がはっきりする効果もあります。

このような方におすすめ(適応)

  • 比較的若い方
  • ふくらみや皮膚の余りが少ない方
  • 皮膚の表面に傷跡を残したくない方
  • 脂肪除去や脂肪注入には抵抗がある方
  • 目の下の凹凸が気になる方
  • 目の下の膨らみとくぼみを同時に改善したい方
  • 目の下のクマのせいで疲れて見える方
  • 目元の印象を若返らせたい方

下まぶたの凹凸の原因とは?

下まぶたは、加齢によって膨らみ、その部分が下垂して目の下の凹凸となってしまいます。目の下にふくらみや、くぼみや影があると、老化を感じさせる大きな要素になるので実年齢よりも老けて見られがちです。
この下まぶたの膨らみは、眼球の下にある眼窩脂肪が、加齢による下まぶたの筋肉の衰えにより前に出てきてしまうことで起こり、さらに頬の脂肪が下垂することにより、膨らんだ下まぶたと凹んだ頬によるくぼみができてしまいます。
また加齢だけでなく、遺伝的要素もあり、目の下の皮膚が元々薄い方や、目周りの筋肉が弱い方など、若い方でも悩まれている方も多くいらっしゃいます。

裏ハムラ法の施術方法

裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)は、下まぶたの裏側(経結膜側)を切開し、眼窩脂肪を移動させて、目の下のたるみやくぼみを同時に改善する施術方法です。

①下まぶたの裏(経結膜側)を切開します。
②たるみの原因である眼窩脂肪を目の下のくぼんでいる部分に移動させます。(再配置)
⑤目の下の形が整ったところで手術は終了です。

裏ハムラ法のメリット/デメリット

メリット

  • 涙袋がはっきりする
  • 目の下の膨らみ・くぼみを改善できる
  • 皮膚表面に傷跡ができない
  • 皮膚表面を切開する「ハムラ法」と比べるとダウンタイムが短い
  • 眼窩脂肪を除去するだけの「目の下の切らないたるみ取り」よりも長期的な効果がみられる

デメリット

  • 目の下のたるみ・膨らみが大きい方は改善が難しい
  • 「目の下の切らないたるみ取り」と比べるとダウンタイムが長い

裏ハムラ法の施術の流れ

カウンセリング・診察

施術前に医師とカウンセリングを行い、希望する仕上がりや適応を診察させていただきます。
クマ治療の施術は裏ハムラ法の他に、目の下の切らないたるみ取り、目の下のたるみ取り(切開法)、表ハムラ法、があるためどの施術方法が適しているかを丁寧に診察させていただきます。
カウンセリング・診察は無料となっております。カウンセリングのみも可能ですのでお気軽にご相談ください。

洗浄

施術前にメイクを落としていただきます。 パウダールームにメイク落としや洗顔フォームをご用意しております。

写真撮影

施術前に写真撮影を行います。写真はカルテに保存するために撮影いたします。 また、モニターの方はWEBサイトやSNSに掲載するための写真を同時に撮影いたします。

デザイン

裏ハムラ法の適応が確認できましたら、完成イメージを共有しながらマーキングをしていきます。

消毒

手術室に移動し、看護師がお顔を丁寧に消毒していきます。

手術

麻酔がしっかりと効いていることを確認したら、施術を始めていきます。
その他ご希望応じて腫れや痛みを抑える点滴も併用可能です。

裏ハムラ法の施術について

治療時間約1時間程度
通院なし
麻酔局所麻酔
※笑気麻酔や静脈麻酔など各種麻酔もご用意しております。
腫れ・痛み・内出血・腫れは個人差がありますが1~2週間で落ち着いていきます。
・さらに腫れが引いて自然になるまでに1ヵ月程度かかります。
・内出血のため赤紫色になることがありますが、お化粧で隠せる程度で1~2週間で徐々に消失していきます。
・術後しびれや違和感が生じることがございますが、一時的で改善します。
メイク目元以外は当日から可能
洗顔・入浴傷口を濡らさないようにして当日から可能ですが、入浴は腫れが落ち着くまでは長湯を避けてください。
コンタクト原則2日目から可能としていますが、傷に負担を与えないよう施術後1週間は目の周りになるべく触れないことが望ましいです。
運動激しい運動は1ヵ月後から、軽い運動は1週間後以降ご自身が可能な範囲で行ってください。
施術部位への刺激マッサージなど目元やその周りへの刺激があるような行為は施術後1ヶ月間はお控えください。
リスク・副作用白目の充血・内出血・腫れ・熱感・倦怠感・頭痛・蕁麻疹・痒み・浮腫み・発熱・咳・冷や汗・胸痛・左右差・外反(アッカンベーの状態)・感染などを生じることがあります。
注意事項・裏ハムラ法をお受けになる当日は、目元を隠すために、サングラスまたは伊達メガネのご持参をオススメしております。
・コンタクトは施術前に外していただきます。コンタクトケース・メガネを忘れずにご持参ください。
・なお、アイプチを含むお化粧や、コンタクトはしないままの状態でお越しいただくと施術までスムーズに入れます。
・施術当日はご本人での運転はお控えいただき、ご飲食は6時間前までにお済ませください。(飲水はお茶、お水のみ3時間前まで可)
・ネイルをしている方は施術当日までに手足20本の内必ず1本はオフしてください。
その他サウナや岩盤浴、激しい運動、飲酒などの血行を促す行為は腫れを長引かせる原因となる可能性もあるため1ヵ月はお控えください。
また、喫煙は血流を滞らせる原因となるため、傷の治りが遅くなる可能性もありますので、術後しばらくはお控えください。

裏ハムラ法のよくある質問

裏ハムラ法は術後に抜糸が必要ですか?

裏ハムラ法は抜糸の必要はございません。

裏ハムラ法の術後は涙袋なくなりますか?

裏ハムラ法は涙袋を形成している眼輪筋を切開しないため、涙袋がなくなる可能性は低いです。眼窩脂肪をくぼみに移動させることで逆に涙袋がはっきりする場合があります。

裏ハムラ法の術後にたるみは再発しますか?

裏ハムラ法は眼窩脂肪をくぼみが気になる箇所に再配置するため、半永久的な効果を期待できます。ふくらみ・くぼみが再発する可能性は低い施術です。

裏ハムラ法とハムラ法どちらを施術するか迷ってます。

裏ハムラ法は下まぶたの裏側を切開するので、表面に傷跡が残ってしまうのに抵抗がある方に向いています。ダウンタイムもハムラ法よりも裏ハムラ法の方が短く済みますので、忙しい方にオススメです。
ハムラ法は眼窩脂肪による膨らみが大きい方でたるみ、シワの改善等、若返りを希望している方にオススメです。切開部分は下まつ毛のすぐ下になります。
どちらの方法に関しても目の下の眼窩脂肪を移動して膨らみ、くぼみを改善できますので、後はどちらの方法がより患者様に適しているかは、カウセリングにて患者様の状態を見て、最適なご提案をさせていただきますので、気になる方はぜひご相談ください。

まつエクがついたままでも施術は可能ですか?

まつげエクステがついていても施術は可能です。しかし、施術中に抜けてしまうことがございますのでご了承ください。術後のまつ毛エクステやまつ毛パーマは1ヵ月程控えてください。

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