鼻中隔延長

美容外科

鼻中隔とは鼻の穴を左右に隔てている部位にあたり、鼻中隔延長術とは軟骨にて隔たりを形成している
鼻中隔を引き上げることにより鼻そのものの高さを変えデザインする施術になります。
鼻中隔延長術は鼻尖の高さと角度が変えられるため、方向を調整しながら、豚鼻・タレ鼻・短い鼻や低い鼻等を改善し、鼻先を最もすっきり見せることのできる治療です。

このような方におすすめ(適応)

  • 短い鼻を延ばしたい
  • 鼻先を高くしたい
  • 上向きの鼻を下に向けたい
  • 正面から鼻の穴を見えないようにしたい
  • 鼻先の向きを変えたい

鼻中隔延長の目的と効果

  • 鼻先を下に下げる:鼻先を下に下げることで、短鼻やアップノーズ、団子鼻などの改善が期待できます。鼻先が下がることで鼻筋が下方に延び、正面から見たときに鼻の穴が目立たなくなるため、豚鼻の改善にもつながります。
  • 鼻の穴を目立たなくする:鼻中隔軟骨が小さいと鼻先が短くなり、正面から見ると鼻の穴が見えてしまう「ブタ鼻」や「アップノーズ」の状態を解消することができます。
  • 鼻先を高くする:左右の鼻の穴を隔てる鼻中隔軟骨を前方または下方に延長することで、鼻先を高くすることができます。
  • 鼻柱(鼻橋)を下に出す:鼻柱が横から見た際に小鼻に隠れてしまっている場合、鼻が大きく丸みを帯びているような印象になってしまいます。
    この鼻柱を下降させることで自然で美しい鼻のラインを作り上げることが可能となります。※より鼻柱の下降を希望される場合は、鼻唇角形成術(猫手術)を推奨します。

鼻中隔延長の手術の方法

鼻先を変化させることで、下向きを希望する方には下向きの変化を、高さがしっかり欲しい方には高さの変化を、両方欲しい方には高さ、向きの変化をそれぞれ出すことが出来ます。
また、変化の度合いもダイナミックなものからマイルドなものまでデザインの幅が広いので希望に応じることが可能な手術です。

鼻中隔延長切開法

オープン法にて行います。
使用する軟骨が耳甲介軟骨の場合は、最初に耳の裏から軟骨を採取します。
その後鼻を切開して鼻の輪郭を形作る軟骨を露出した後、軟部組織が多い方では切除してボリュームを減らします。
その後大鼻翼軟骨の可動域を広げます。
次に鼻中隔軟骨の位置を確認し露出した軟骨組織をしっかりと固定し、延長します。
固定する位置はどの程度下に下げるのか、高さを出すのか、ピークをどの位置に持っていくのかによって異なるため、いろんな角度から見てしっかり細かく調節していきます。
固定された移植片を柱として、鼻尖の形を作っていき、ご希望の形に近づいたら傷を閉じて終了です。

希望に合わせて軟骨採取部位を選択

鼻中隔延長術では鼻中隔軟骨に耳介、耳珠軟骨などを移植して鼻尖に変化をもたらす手術です。希望されるお鼻の形に合わせて採取部位は異なりますが、多くの場合耳の軟骨を優先的に使用します。

切らない鼻中隔延長

切らない鼻中隔延長とは、医療用の体内で溶ける糸を使用した鼻施術です。鼻先から糸を挿入し、鼻先をツンとさせたり、鼻筋をハッキリさせることができます。
使用する糸にはコグ(棘)という特殊な返しがついており、このコグが伸縮することにより鼻の高さや向きを変化させます。
持続は約1年で、体内で少しずつ溶けていき、異物を体内に入れることに抵抗のある方に安心の施術です。
糸が体内で吸収されたあとは、挿入した糸の周囲のコラーゲンが線維化し、鼻の高さを保持します。
そのため溶けてすぐに、元の形状に戻るということはありません。

鼻中隔延長切開法のメリット/デメリット

メリット

  • 鼻の穴が目立つアップノーズ(ぶた鼻)や短い鼻を改善できる
  • 鼻先を高くしたり、角度を下向きにすることですっきり見せることができる
  • 鼻先の形を変えるだけでなく、鼻の穴を目立たなくしたり、左右の鼻の穴のシキリ部分を下方に下げるなど効果が多岐わたる

デメリット

  • 下方向に下げすぎると笑ったときの鼻先の動きも少なくなり、矢印鼻のような下向きの形が目立つ印象になる可能性がある
  • 無理な手術で鼻中隔が曲がるリスク
  • 軟骨移植では軟骨の採取が必要
  • オープン法では傷跡が残りやすい
  • ダウンタイムが思いのほか長い
  • 完成形までの道のりが遠い

切らない鼻中隔延長のメリット/デメリット

メリット

  • 皮膚や組織を切開したり切除したりしないため、体にかかる負担が軽く、ダウンタイムも短い
  • 費用も安価で手が届きやすいため、お試し感覚で鼻中隔延長を受けたいという方にもおすすめできる
  • 溶ける糸は体内に残らないため、異物反応の心配がほぼない

デメリット

  • 半永久的な持続効果はない
  • 糸が切れたら元に戻る可能性
  • 糸が外部に飛び出てくるリスク
  • 劇的な変化は期待できない

鼻中隔延長の施術の流れ

カウンセリング

手術前に医師とカウンセリングを行い、希望する仕上がりや適応をみさせていただきます。

洗顔

施術前にメイクを落としていただきます。 パウダールームにメイク落としや洗顔フォームをご用意しております。

写真撮影

施術前に写真撮影を行います。写真はカルテに保存するために撮影いたします。 また、モニターの方はWEBサイトやSNSに掲載するための写真を同時に撮影いたします。

デザイン

カウンセリングでお伺いした「実現したい理想の鼻」を、具体的に確認します。

延長方向のデザイン例

【鼻先を下へ伸ばす】鼻先の高さが今以上に高くならないように鼻先を下へ伸ばす。

【前方斜め下に伸ばす】鼻背のラインに合わせて前方斜め下に伸ばす。

【鼻先を高く】長さが変わらないようにまっすぐ前に伸ばして鼻先を高くする。

【鼻先がややアップノーズに】鼻先がややアップノーズになるように前方斜上に伸ばす。

消毒

手術室に移動し、看護師がお顔を丁寧に消毒していきます。

手術

局所麻酔を併用しながら手術を行います。 局所麻酔の際に鼻にチクッとする痛みが数秒ありますが、麻酔が効いてしまえば痛みは一切ありません。その他、ご希望に応じて吸入をする笑気麻酔や点滴による麻酔も併用可能です。

鼻中隔延長の施術について

治療時間・切らない鼻中隔延長 : 5分
・鼻中隔延長切開法 : 60分~90分
リスク・副作用腫れ・鼻尖の硬さ・偏位・左右差
注意事項・ダウンタイム(主に腫れ・内出血)腫れは1週間程度、数日固定
※3日固定
・傷跡 : 鼻腔内・鼻柱・耳
術後1ヶ月は、激しい運動・サウナ・長時間メガネの着用・お顔のマッサージ・強く鼻をかむ、うつぶせ寝、強く鼻を触る・歯の治療を避けてください。
その他抜糸 : 1週間後に抜糸
入浴・シャワー : 入浴は1週間後から可能、シャワーは当日から可能
洗顔・メイク : 洗顔は当日から可能 、メイクは翌日から可能。鼻はギブス除去後より可能。

鼻中隔延長と相性の良い施術

鼻プロテーゼ:鼻根部から鼻筋にかけて高さを出したい

鼻尖形成:団子鼻を解消し、鼻先を細くしたい

耳介軟骨移植:鼻先を少し整えたい、鼻先の一番高い位置を少し下にしたい、シャープな鼻先にしたい

鼻唇角形成術(猫手術):口もとの突出感(口ゴボ)を軽減したい

鼻腔縁挙上:正面や横から見た時に鼻の穴の付け根が下に下がっているのをどうにかしたい

小鼻縮小:小鼻が広がっていることがコンプレックス…鼻の穴が大きく見えることが嫌…

鼻中隔延長の料金

鼻中隔延長切開法 通常598,000円

切らない鼻中隔延長4本 120,000円 8本 240,000円

鼻中隔延長のよくある質問

1.鼻中隔延長手術とは何ですか?

回答:鼻中隔延長手術は、鼻の中で骨や軟骨の部分を修正して、鼻の中隔(骨で仕切られた鼻の内部)の形を改善する手術です。通常、鼻の通気性や形状の問題を解決するために行われます。

2.手術の適応はどのような場合ですか?

回答:鼻の中隔が曲がっている、偏っている、または鼻の通気性に問題がある場合に手術が適応されることがあります。これにより、鼻づまりや睡眠時の呼吸困難などの症状が改善されることが期待されます。

3.手術のリスクや合併症はありますか?

回答:一般的には安全な手術ですが、全ての手術にはリスクや合併症が伴います。例えば、出血、感染症、手術後の腫れや痛みなどが起こる可能性があります。詳細については、担当の医師とよく相談することが重要です。

4.手術後の回復期間はどのくらいですか?

回答:個人差がありますが、通常は数週間から数か月の回復期間が必要です。手術後は腫れや痛みがあることがありますが、医師の指示に従いながら経過を見守ることが大切です。

5.手術の前に準備することはありますか?

回答:手術に向けての具体的な準備については、医師の指示に従う必要があります。通常は手術直前に飲食の制限や特定の薬の使用停止が必要となる場合があります。

6.鼻中隔延長手術はどのようにして行われるのですか?

回答:鼻中隔延長手術では、一般的に麻酔下で行われます。手術の方法は、鼻の内部から行う場合と鼻孔(鼻の穴)の外側から行う場合があります。鼻の中から手術を行う場合、内側からアクセスし、鼻の中隔を修正するために必要な手術を行います。

7.鼻中隔延長手術の治癒期間はどのくらいですか?

回答:手術後の治癒期間は個人差がありますが、一般的には数週間から数か月です。手術後の腫れや痛みは比較的早期に軽減することが多いですが、完全な回復には時間がかかる場合があります。

8.鼻中隔延長手術を行うことで期待できる効果は何ですか?

回答:鼻中隔延長手術によって、鼻の通気性が改善され、鼻づまりが緩和されることが期待されます。また、鼻の形状の改善や外見の美容効果もある場合があります。

9.手術後のケアや注意点は何ですか?

回答:手術後は医師の指示に従って適切なケアを行う必要があります。例えば、特定の薬の使用、食事の制限、または鼻の清掃方法についての指導があります。また、定期的なフォローアップや経過観察も重要です。

10.鼻中隔延長手術の適応について、どのような症状がある場合に考慮されますか?

回答:鼻づまりや呼吸困難、鼻の形状の不調和、または鼻出血などが頻繁に起こる場合、または慢性的な鼻の問題がある場合に、鼻中隔延長手術が検討されることがあります。

SNSでいわれていることへの意見/土門統括院長の手術への見解

鼻中隔に軟骨を移植することにより、団子鼻や横に広がった存在感のある鼻をすっきりと整えることのできる鼻中隔延長。鼻整形の中では比較的ポピュラーな施術ですが、「鼻中隔延長の手術を受けて後悔した」といった内容のブログやSNSを目にする機会は案外多いです。手術を検討しているタイミングでそのような投稿を見てしまうと、踏み切るのが怖くなってしまうかもしれません。
しかし、鼻中隔延長で起こり得る失敗の多くは、事前の対策でリスクを減らすことができます。メリットの多い魅力的な美容整形であるだけに、過剰な煽りによって断念してしまうのは非常にもったいないです。

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