鼻翼基部プロテーゼ(貴族手術)
美容外科

目次
鼻翼基部プロテーゼとは
鼻翼や鼻柱(鼻の穴と穴の間の部分)の基部にシリコンプロテーゼを挿入し凹みや陥没を整形する手術です。この部分が凹んでいると(下の図:①)顔の印象は平面的で、疲れた印象に見える上、ほうれい線が深く、口元が出て見えます。前方が持ち上がることにより、立体的で明るい印象になり法令線の凹みや出っ歯の印象も緩和されます。

鼻翼基部プロテーゼと相性の良い施術
鼻翼基部プロテーゼのみの手術というは稀で、通常は他の鼻の手術と合わせて行うので、その場合は鼻の方から鼻翼のプロテーゼを挿入します。シリコンプロテーゼの代わりにヒアルロン酸を用いることもできます。
ほうれい線が目立つ原因は、たるみ・乾燥・むくみの繰り返し・姿勢・歯並びなど様々です。
皮膚のたるみによる場合は、切開を伴うフェイスリフトや糸によるリフトアップ、レーザー照射による
エイジングケアが有効な場合が多いですが、鼻翼基部の陥没や低さが原因(下の図:②)の場合は、貴族手術(鼻翼基部プロテーゼ・脂肪注入)が有効の可能性が高いです。
手術中に骨を直接操作することは通常ありませんが、場合によっては鼻の骨の形を整える手術と組み合わせて行われることもあります(例えば、鼻の骨を整えるリノプラスティとプロテーゼの挿入を一緒に行うことがあります)。

鼻翼基部の陥没がもたらすもの
鼻翼基部が陥没していると、お顔の印象はのっぺりと平面的になり、中顔面の影が目立ち、疲れ顔や実年齢よりも老けて見られてしまうこともあるでしょう。

このような方におすすめ(適応)
- 鼻周辺が凹んでいる方
- ほうれい線が深い方
- 口元が出て見える方
- 顔の立体感がない方
- 鼻翼の横に深く影が入る
- リフトアップしたけど小鼻横のほうれい線が改善されない
- ほうれい線改善効果をより長く維持したい
- ヒアルロン酸注入では効果が得られなかった
- 小鼻周りが低い
- ア〇パンマンみたいと言われた
- 傷が目立たない方法がいい
鼻翼基部プロテーゼの手術の方法
Eラインと鼻翼基部プロテーゼ(貴族手術)

①鼻が低く顔が平面的で、鼻より唇の方が前に出ていて、顎と唇を結ぶEラインに鼻先が届いていません。

②鼻を高くするとEラインに鼻先が届きラインの全体としては良い形ですが、緑のラインの鼻根から鼻先の距離が長く、鼻だけが大きく目立ってしまいます。

③そこで鼻翼基部プロテーゼを入れることでEラインはそのままでバランス良く立体的になり、鼻だけが大きいという印象が無くなります。さらに法令線も薄くなり目立たなくなります。
上口唇短縮+鼻翼基部プロテーゼ(貴族手術)で「Cカール」をつくる
上口唇(人中)が前方に盛り上がっていると口元が重たい印象で受け口です。上口唇を短縮して鼻翼基部を前に出すことでキレイなカーブの「Cカール」ができ上品な口元になります。さらに口周りのへこみが無くなるため法令線も薄く目立たなくなります。


オーダーメイドプロテーゼ
ご希望やお顔のご状態は患者様によって異なりますので、ひとりひとり使用するプロテーゼを調整を行っています。より細かいデザインや仕上がりを追求される方には、患者様の立体モデルを作成し、1からプロテーゼを作成しています。当院では、患者様のご希望にするために、様々なデザインや術式がございます。事前にシミュレーションなどを行い、患者様と術後の仕上がりを確認し、それを基に適した術式や手技を決定致します。


鼻翼基部プロテーゼが必要とされる主な理由
- 鼻の形を整えたい場合:
- 鼻翼の基部が陥没している、または平坦な場合、プロテーゼを挿入することで鼻の輪郭を改善し、よりバランスの取れた鼻の形に整えることができます。
- 顔全体のバランスを改善したい場合:
- 鼻翼基部が低いと、鼻全体や顔のバランスが崩れることがあります。プロテーゼを使って鼻翼基部を補強することで、顔全体のバランスを整えることができます。
- 再建手術が必要な場合:
- 事故や先天性の異常により、鼻翼基部に欠損や変形がある場合、その修復や再建のためにプロテーゼを用いることがあります。
- 他の整形手術の補助として:
- 鼻の他の部分(例えば鼻筋や鼻先)の整形手術と組み合わせて、全体的な鼻の形を理想的にするために、プロテーゼを使用することがあります。
必要かどうかの判断基準
- 審美的な希望: 自分の鼻の形に対して不満を持っている場合、医師と相談して手術が適切かどうかを判断します。
- 医療的な理由: 鼻の機能や構造に問題があり、それを改善するためにプロテーゼが必要である場合。
- 心理的な理由: 自分の見た目に対する不満が強く、日常生活や精神的な健康に影響を与えている場合、整形手術が検討されることがあります。
鼻翼基部プロテーゼが「必要」とされるかどうかは、個々のケースに大きく依存します。まずは医師に相談し、自分の希望や鼻の状態を詳しく説明して、適切な治療法を決定することが重要です。
鼻翼基部プロテーゼの施術の流れ
1. カウンセリングと診察・受付
- カウンセリング: 希望する鼻の形や悩みについて医師と話し合い、手術の目的や期待される結果を明確にします。
- 診察: 鼻の形状や皮膚の状態を診察し、適切なプロテーゼのサイズや形状を決定します。また、手術のリスクや回復期間についても説明させていただきます。
- 受付: 手術当日は、クリニックで受付を行います。手術の確認書類や必要な手続きを行い、手術に備えます。
2. 手術の準備
- 麻酔の選択: 手術の際は、静脈麻酔や局所麻酔、またはその併用が選ばれます。手術前に最適な麻酔方法を決定します。
- 消毒と準備: 手術部位の消毒が行い、手術のための準備を整えます。
3. 手術手順
- 切開: 鼻翼基部(鼻の外側と唇の間)の皮膚を小さく切開します。切開は目立たない場所に行われ、表面の傷跡が目立たないよう配慮いたします。
- ポケットの作成: プロテーゼを挿入するためのポケットを鼻翼基部に作成します。このポケットの大きさや形状は、プロテーゼが自然にフィットするように調整いたします。
- プロテーゼの挿入: 適切なサイズと形状に調整されたプロテーゼをポケットに挿入します。プロテーゼは患者様の鼻の形に合うように調整し、自然な仕上がりを目指します。
- 切開部の縫合: プロテーゼが正しい位置に収まったら、切開部を縫合して閉じます。縫合には細かい糸が使用され、傷跡が目立たないように工夫いたします。
4. 手術後のケア
- 施術室での休息: 手術後、患者は施術室で休息し、麻酔が完全に覚めるのを待ちます。
- 術後のケア指導: 腫れや内出血を抑えるための方法や、傷のケア方法についての指導を行います。通常、抗生物質や痛み止めが処方されます。
- フォローアップ: 手術後の経過を確認するため、数日後または1週間後に診察を行います。抜糸は5日~1週間後のタイミングで行います。
5. 回復期間
- 腫れや内出血: 手術後数日は腫れや内出血が見られることがありますが、徐々に改善します。腫れが完全に引くまでには数週間かかることがあります。
- 日常生活への復帰: 軽い運動や日常生活への復帰は数日から1週間程度で可能ですが、激しい運動や鼻に負担がかかる活動は避けるのが望ましいです。
6. 最終的な結果
- 鼻の形の安定: プロテーゼが定着し、鼻の形が安定するまでに数週間から数ヶ月かかります。最終的な結果が現れるのは、この期間が経過してからです。
鼻翼基部プロテーゼの固定方法
- 術後の固定
- テープやガーゼ: 手術後、鼻の形を保持するためにテープやガーゼを使用いたします。これにより、プロテーゼが移動せず、安定した位置に保たれるようにします。
- 術後の注意点
- 圧力の回避: 手術後は、鼻に圧力をかけたり、触ったりしないように注意が必要です。圧力や摩擦がプロテーゼの位置をずらす可能性があるためです。
- 定期的なチェック: 術後のフォローアップで、プロテーゼの位置や状態が確認させていただきます。必要に応じて調整や追加の固定を行う場合がございます。
プロテーゼの固定方法や術後のケアについては、手術を担当する医師が具体的な指示を出しますので、その指示に従ってください。
鼻翼基部プロテーゼの施術について
| 治療時間 | 45分 |
| 麻酔 | 局所麻酔(ご希望によって静脈麻酔も併用) |
| 洗顔・入浴・メイク | 洗顔:患部を除いて翌日から可能 シャワー:患部を除いて翌日から可能 入浴:1週間後から可能 メイク:翌日から可能 |
| 術後通院 | 5日~1週間後:経過診察+抜糸 2週間後:経過観察 ※通院回数は、術後の経過などによって個人差があります。 |
| リスク・副作用・ダウンタイム | 左右差、異物感、色素沈着、炎症、赤み、腫れ、感染、血腫 痛み:施術当日は若干鈍痛がありますが、数日間で落ち着きます。 腫れ:3日〜1週間ほどで落ち着きます。 傷痕:口腔内を切開する為、傷は外からわかりません。 内出血:1〜2週間ほどで落ち着きます。 血腫:術後に出血が起こり、皮下に溜まることがあります。 変形:プロテーゼの輪郭が浮き出たり、皮膚に負担が掛かりやすくなったりする場合があります。 ※どのような手術でも極稀に、傷口の炎症や感染が起こる可能性があります。 |
| 注意事項 | ダウンタイムは約2~3週間程度で改善することが多く、強い腫れや痛みは1週間程度で治まります。 患部の組織の安定には1カ月程度かかる為、サウナや激しい運動、飲酒等、血流を促す行為、顔のマッサージ、歯の治療、うつぶせ寝、喫煙は状態が完全に落ち着くまでお控えください。 特に手術後1週間は手術部位や傷痕が不安定な状態であるため、うつ伏せで寝ると患部に負担がかかってしまう可能性があるので、注意していただく必要があります。 また、約1週間は強く鼻をかまず、控えめに鼻をかむようにしてください。 |
鼻翼基部プロテーゼのよくある質問
鼻の基部にプロテーゼを挿入し、鼻の横幅や形を整える施術です。鼻のバランスを整え、顔全体の印象を改善します。
施術時間は約60〜90分です。カウンセリングや麻酔を含め、来院からお帰りまで2時間前後が目安です。
局所麻酔を基本としています。希望に応じて静脈麻酔を併用し、リラックスした状態で施術を受けられます。
麻酔により痛みはほとんどありません。圧迫感や引っ張られる感覚を感じる程度です。
鼻翼が広い、鼻の基部のボリュームを整えたい方に適しています。顔全体のバランスを改善したい方にお勧めします。
鼻の成長が安定している方が対象です。未成年の場合は保護者の同意が必要です。
感染症や重篤な持病がある場合は施術を控えていただくことがあります。鼻の皮膚や組織に問題がある場合も適応外です。
鼻の横幅や形が整い、鼻全体のバランスが改善します。顔の印象がすっきりと整い、自然な美しさが期待できます。
施術直後から形の変化を確認できます。腫れが落ち着くことで、より自然な仕上がりとなります。
鼻の骨格や顔のバランスに合わせてプロテーゼを調整するため、自然な印象で仕上がります。
元の骨格や軟部組織により、左右差が生じる場合があります。可能な限り均等に仕上げるよう配慮いたします。
切開部位やプロテーゼ形状の違いで複数の方法があります。鼻の状態や希望に合わせて最適な方法を選択いたします。
切開部位を鼻の内部に設定することで、傷跡を最小限に抑えることが可能です。
腫れやむくみは1〜2週間程度で落ち着きます。最終的な完成は3〜6か月で安定します。
軽い痛みや違和感が数日続く場合があります。処方薬で十分にコントロール可能です。
術後は腫れや内出血が出ることがありますが、1〜2週間で徐々に改善します。
切開を伴う場合は赤みが出ることがあります。1〜3か月で軽減し、6か月程度で安定します。
通常は術後5〜7日で抜糸を行います。経過を見ながら対応いたします。
腫れは2週間程度で落ち着きますが、最終的な形状は3〜6か月で安定します。
腫れ、内出血、左右差、感染、プロテーゼのずれや露出などがあります。極めて稀に硬い瘢痕が残る場合があります。
組織やプロテーゼの状態によって軽度の変化が生じる場合があります。安定した結果を得るため、適切な術式を選択いたします。
デスクワークであれば翌日から可能です。腫れや内出血を考慮して、1週間程度の休暇をお勧めします。
鼻周囲は抜糸後から、その他は当日から可能です。
ソフトコンタクトレンズは翌日から使用可能です。違和感がある場合は無理をせず様子を見てください。
洗顔は当日から軽く可能です。入浴は翌日から可能ですが、長時間は避けてください。
血流を促進する行為は腫れや内出血の原因となるため、1〜2週間程度お控えください。
プロテーゼによる形状変化は半永久的ですが、加齢や外的要因による変化は受ける場合があります。
鼻尖形成や鼻翼縮小、鼻腔縁挙上などと併用可能です。全体のバランスを考慮してご提案いたします。
状態を確認した上で修正可能です。最適な方法をご提案いたします。
審美目的の施術のため、保険は適用されず自由診療となります。
アフターフォローと保証について
当院では、患者様に安心して治療を受けていただけるよう、美容外科ならではのアフターフォロー・保証を充実させております。施術後の経過観察はもちろん、万が一のトラブルにも責任を持って対応いたしますので、どうぞお任せください。






