二重埋没法

二重埋没法で後悔しないために知っておくべきデメリットと対策

2025.10.05

二重埋没法は切開をしないため手軽に受けられる二重整形として人気がありますが、デメリットを知らずに施術を受けると後悔することにもつながりかねません。施術後に二重が取れる可能性や糸が透けて見えるリスクなど、知っておきたい注意点は多岐にわたります。

本記事では、二重埋没法の特徴や主要なデメリットとその対策、ダウンタイムに関するポイントやよくある質問までを幅広く解説します。施術を検討している方だけでなく、既に施術を受けた方の疑問にもお応えできる内容です。

後悔やトラブルを避けるためには、正しい知識とクリニック選びが大切です。ぜひ最後までお読みいただき、ご自身にとって最善の選択をしてみてください。

二重埋没法の基本情報と人気の理由

まずは、二重埋没法とはどのような施術で、なぜ多くの方が選択しているのかについて解説します。

二重埋没法は、まぶたを切らずに医療用の細い糸で二重ラインを留める施術です。通常、メスを使わないためダウンタイムが短く、社会生活への影響が少ないというメリットがあります。手術時間も比較的短く、初めて美容整形を検討する方にとっても取り組みやすい選択肢として支持されています。

また、毛細血管を大きく傷つけないので、腫れや内出血のリスクが切開法に比べて低めであることも特徴のひとつです。施術後に万一ラインが気に入らなかった場合は、糸を外すことで元に戻せる柔軟性の高さも魅力といえます。しかし、まぶたが厚い方や、幅の広い平行二重を希望される方には必ずしも適していないケースもあります。

二重埋没法の主要な7つのデメリット

以下では、二重埋没法で特に注目すべき主な7つのデメリットについて詳しく見ていきます。

二重埋没法はメリットが多い一方で、効果の持続期間やトラブルリスクなど、知っておきたい注意点が存在します。施術を受けた後、「こんなはずではなかった」と後悔しないためには、これから紹介するデメリットをしっかり押さえ、適切な事前準備を行うことが重要です。

また、デメリットの感じ方は個人差があります。同じように糸が取れることがあっても、まぶたの状態やライフスタイルによりトラブルの程度や修正のしやすさに差が出ることを頭に入れておきましょう。

デメリット1.持続期間に限界がある（3〜5年程度）

埋没法の最大の特徴は永久的ではないことです。一般的に3〜5年程度の持続期間とされ、まぶたへの刺激や加齢、生活習慣によってはさらに短くなることもあります。

糸が緩んだり、まぶたの皮膚や脂肪の変化でラインが薄れてくると、二重が取れてしまうケースもあります。取れにくい新技術も登場しているものの、切開法のような半永久的な効果は期待しにくいと考えておきましょう。

デメリット2.完全に元の状態に戻る可能性

糸が切れる、あるいは緩むことで、施術前の一重に戻ることが起こり得ます。特にまぶたの皮膚が厚めの方や、強くこすったり外部刺激を与えやすい生活をしている場合は、元の状態に戻るリスクが高まります。

その一方で、取れるたびに修正手術を繰り返すことが心理的ストレスにつながる可能性もあります。長期的な視点で費用や時間を考えて選択することが大切です。

デメリット3.左右差が生じるリスク

二重ラインを糸で固定する埋没法では、左右の二重幅やラインがわずかに異なる結果になることがあります。これはまぶたの厚みや左右のまぶたの形、施術時の微妙な位置のずれなどが原因です。

修正が必要な場合でも、再度糸をかけ直すだけで対応可能なケースが多いですが、理想が高いほど微調整には慎重な施術が求められます。

デメリット4.糸が透けて見える・飛び出すトラブル

まぶたの皮膚が薄い方に多く見られる問題として、埋没に使った糸が透けて見えたり、飛び出してしまうケースがあります。まぶたを触ったときに異物感を覚えることがストレスになる方もいます。

糸が飛び出す状況は決して多くはありませんが、万一トラブルが発生した場合はすぐにクリニックに相談し、適切な処置を受けることが大切です。

デメリット5.感染や炎症のリスク

まぶたに糸を通す以上、糸の周辺が炎症を起こしたり、傷口から感染が広がるリスクがゼロではありません。赤みや腫れが引かない、痛みが増すなどの症状があれば、早めに受診が必要です。

クリニックの清潔性や医師の技術によって感染リスクを最小限に抑えられますが、自宅でのケアも重要になります。施術後の指示を守り、まぶたを不必要に触りすぎないことも大切です。

デメリット6.まぶたの形やまぶたの厚みによる仕上がりの不確実性

まぶたの皮膚や脂肪の厚さ、筋肉の強さは人によって異なり、希望通りの二重の形にならない場合があります。特に厚みのあるまぶたは、狙ったラインをキープしにくい傾向があります。

このようなリスクを抑えるには、施術前のカウンセリングで自分のまぶたの状態をしっかり把握しておくことが大切です。医師とよく話し合い、切開法など他の手段も含めて検討すると安心です。

デメリット7.再手術や修正の必要性が出る場合がある

埋没法では、二重が取れる、ラインが合わないなどのトラブルが起きた場合に、再手術や修正手術が必要になることがあります。修正の場合は短時間で済むこともあれば、改めてカウンセリングや検査が必要となるケースもあります。

結果的に費用や時間がかかる場合もあるので、初めから施術の持続性や修正ポリシーをしっかり確認しておくといいでしょう。

ダウンタイムと術後の注意点

埋没法を受けた後のダウンタイムや術後に気をつけたいポイントを解説します。

埋没法は比較的ダウンタイムが短いといわれていますが、それでも一定期間の腫れや内出血、痛みが生じることは珍しくありません。特にまぶたは顔の印象に直結するため、周囲の目が気になる方は休みの取り方を工夫する必要があります。

術後の経過は個人差が大きく、2週間前後で大まかな腫れは引くといわれています。ただし、当日や翌日はさらに強い腫れが出ることがあるため、無理をせずなるべく安静に過ごすことが大切です。

腫れ・内出血が2週間程度続く可能性

埋没法では傷口が小さいとはいえ、まぶたの皮膚はデリケートなので術後の腫れや内出血は避けられません。アイメイクなどである程度カバーできるケースもありますが、完全に目立たなくなるまで1〜2週間かかる人が多いです。

長引く腫れや色味が気になる場合は、クリニックに相談の上でアイシングや内服薬の服用を行うと回復が早まることもあります。

痛み・違和感の実際の期間と程度

術後は、麻酔が切れた後から数日間にかけてまぶたの痛みや突っ張ったような違和感をおぼえる場合があります。とはいえ、多くは市販の鎮痛剤や処方された痛み止めでコントロールできる程度です。

痛みが想像以上に長引く場合は、感染などの可能性もあるため早めにクリニックへ相談しましょう。特に赤みや熱感があるときは注意が必要です。

メイクやコンタクトの制限

術後しばらくは洗顔やメイクをする際にまぶたを強くこすらないようにする必要があります。アイメイクができるタイミングは医師の指示に従うようにしましょう。

コンタクトレンズについても、早期に使用するとまぶたを触る回数が増え、糸が緩む可能性があるため注意が必要です。通常は1週間ほどで使用可能とされることが多いですが、術後の状態をみながら判断しましょう。

二重埋没法のデメリットを最小限に抑える対策

施術前の準備やクリニック選びをしっかり行うことで、デメリットを軽減することができます。

デメリットを最小限に抑えるためには、信頼できるクリニックと医師を選ぶことが何より重要です。施術前のカウンセリングでしっかりと自分のまぶたの状態を伝え、理想のイメージを共有しておきましょう。

また、術後の腫れや感染リスクを下げるため、生活習慣を整えたり、しっかり休養をとることも大切です。これらのポイントを押さえておくことで、後悔や不安を大きく減らすことができます。

信頼できるクリニックを選ぶ

口コミや実績をチェックし、自分の理想とする二重の施術例を多く持つクリニックを選ぶと安心です。カウンセリングの段階で料金体系や施術方針、アフターケアについて十分に質問しておきましょう。

カウンセリング時の対応が丁寧であることや、細やかなアドバイスが得られるかどうかもチェックポイントです。医療事故やトラブルに適切に対処できる体制があるかを確認することも重要になります。

経験豊富な医師による施術

医師の技術力は仕上がりだけでなく、ダウンタイムやトラブルの少なさにも大きく影響します。多くの症例を経験している医師ほど、まぶたの個人差に合わせた施術が可能です。

特にまぶたが厚い、もしくは幅の広い二重を望む方は、埋没法においてもハイレベルな技術が求められます。クリニック選びの際は、医師の経歴や症例数を確認しましょう。

自分のまぶたに合った術式を選ぶ

埋没法といっても方式は一種類ではなく、糸の留め方や留める箇所が異なるさまざまな術式があります。たとえば、複数の留め点を用いて取れにくさを向上させる方法や、できるだけ腫れにくい工夫を施す方法など、多彩なバリエーションがあります。

自分のまぶたの厚さや希望する二重幅に合った術式を選択すれば、持続性や仕上がりが格段によくなる可能性があります。カウンセリングで複数の術式を比較検討するのがおすすめです。

二重埋没のデメリットに関するよくある質問（Q&A）

二重埋没法のデメリットに関して、多くの方が気になる質問とその回答をまとめました。

ここでは、二重埋没法の施術を検討される方から寄せられる代表的な疑問を紹介します。施術前の不安を少しでも解消できるよう、チェックしておくと安心です。

個人差やクリニックの方針によっては回答が変わる場合がありますので、最終的には担当医に必ず確認してください。

Q1.二重埋没法は痛みがありますか？

二重埋没法では局所麻酔を使用するため、施術中の大きな痛みはほとんど感じないという人が多いです。麻酔注射時にチクッとした痛みがある程度ですが、痛み止めの使用でコントロール可能です。

術後数日間はまぶたに違和感や軽度の痛みを感じることがありますが、時間の経過とともに徐々に落ち着いていきます。

Q2.持続期間はどれくらい？

一般的には3〜5年程度といわれていますが、これはあくまでも目安です。生活習慣やまぶたの状態によっては10年近く持つケースもあれば、数年で糸が外れてしまう場合もあります。

少しでも長持ちさせるためには、まぶたを強くこすらない、こまめに休養を取るなど、日頃のケアも重要となります。

Q3.術後にメイクやコンタクトはいつからOK？

一般的には1週間程度でアイメイクやコンタクトレンズの装着が可能になることが多いです。ただし、個人の回復力やクリニックの指示によってタイミングは異なります。

早めにアイメイクをするときは、まぶたを強くこする洗顔やクレンジングを避け、やさしくケアをするように心がけてください。

まとめ

二重埋没法は手軽さが魅力的な施術ですが、デメリットやダウンタイムを正しく理解し、対策をとることが重要です。施術を検討する際は信頼できるクリニックを選び、十分にカウンセリングを受けるようにしましょう。

二重埋没法による二重整形は、日常生活への影響が少なく修正も比較的容易で、初めての美容整形にも適した選択肢です。しかし、糸の持続期間やまぶたの形状、トラブルのリスクなどデメリットも少なくありません。

後悔やトラブルを最小限にするためには、施術前の情報収集と入念なカウンセリングが欠かせません。ご自身のまぶたの状態に合った手術方法を見極め、メリットだけでなくデメリットも踏まえたうえで最良の判断を行ってください。

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監修ドクター

土門駿也統括院長