 
    
                        【マンジャロ】GLP-1製剤8種類を医師が徹底比較解説!
皆さんこんにちは。
Leap beauty clinic院長の土門駿也です。
本日はですね、「マンジャロ」を代表とすることで有名なGLP-1製剤について、徹底解説していきたいと思います。

マンジャロを含むGLP-1製剤8種を徹底比較!

順番にお話ししていくんですけども、過去に発売された順に歴史をたどるようにお話ししていきたいなと思いますので、主に自費で使われているGLP-1製剤というのを取り扱っていきたいと思います。
皆さん、よろしくお願いいたします。
GLP-1製剤の種類1.ビクトーザ
まず1つ目は、ビクトーザと呼ばれる製剤になります。
成分名としては「リラグルチド」という成分で、2010年に発売されたものになります。
ノボノルディスクという会社が発売したもので、基本的には毎日注射、主にお腹に打っていただくものになっています。
ダイヤルが付いていて容量が調整できますので、ある程度指導を受ければご自身で調整ができる薬剤になっています。
今でも自費のクリニックでも取り扱いはありますし、臨床現場でも使われているものになります。
主に入院中の患者さんであれば、毎日調整をするのに非常にいい薬剤となっています。
GLP-1製剤の種類2.サクセンダ
次に2つ目、サクセンダですね。
これはですね、日本の臨床現場では全く使われておりません。なぜなら未承認の薬だからです。
ただですね、こちらは2014年にビクトーザと同じノボノルディスクが出した薬剤になります。
中身に関して言うと、同じくリラグルチドなので成分は全く一緒のものになります。
これは何かというと、海外で出たものなんですよね。
海外で出て、それを自費のクリニックが輸入して、自費診療でダイエット目的に使っているのがサクセンダと呼ばれるものになります。
このサクセンダが出てきたことによって、いわゆるダイエットを専門とするようなクリニックが全国的に増えて、一気に知名度が増してきた薬剤になってきます。
僕がいた大手の前職でも、サクセンダを導入してから飛ぶように売れてきましたので、GLP-1製剤によるダイエットに拍車をかけた薬剤の1つになるかなと思います。
GLP-1製剤の種類3.トルリシティ
次に3つ目、2015年に発売されたトルリシティという薬剤になります。
これは今までの2つと違って、週に1回の注射でいいものになります。
なので非常に簡単にできるわけですよ。
やっぱり毎日注射を打つことに抵抗がある患者さんっていうのは結構多いんですね。
あとは単純に「ちょっとめんどくさい」という方も多いですので、週に1回で済むというのは患者さんの負担を非常に取り除けたものになります。
僕が前にいた前職でも導入時に結構ね、女医さんとかナースさんが使ってたんですけども、体感的にはサクセンダやビクトーザに比べると副作用が強いイメージで、結構ゲーゲーしながら診療していたという女医さんも複数いたんですよね。
なので導入はしたんですけれども、実際によく売れていたのはサクセンダでした。
トルリシティを出しているのは「イーライリリー」という会社で、インスリン製剤でも有名な会社です。
外資の会社で非常に資金力のある企業が出している薬剤で、こちらも今でも自費診療では使われています。
GLP-1製剤の種類4.オゼンピック
続いて4つ目、オゼンピックですね。
これは2020年、トルリシティから約5年後に出た新しい薬になります。
このオゼンピックは、成分として「セマグルチド」という薬剤になります。
こちらもノボノルディスクが出した薬剤なんですよね。
オゼンピックは結構有名な言葉として「オゼンピックフェイス」という言葉があります。
これは何かというと、GLP-1製剤を使うと皆さん体重が落ちるわけです。そうすると何が起こるかというと、頬がこけてくる人が結構多いんです。
なので、GLP-1製剤を使って痩せて頬がこけてきた方の顔を、薬剤名から取って「オゼンピックフェイス」というふうに呼ぶことがあるんですね。
つまり、オゼンピックを使っているからオゼンピックフェイスになるわけではなく、GLP-1製剤で痩せて頬がこけた方をそう呼ぶということです。
GLP-1製剤の種類5.リベルサス
5つ目、ここで革命的な製剤が出てきます。リベルサスという内服薬です。
これは世界初のGLP-1の内服薬で、成分名としては「セマグルチド」と言います。
こちらもノボノルディスクが出しているものになります。
3mg、7mg、14mgと製剤があって、3mgからスタートして徐々に上げていく飲み方をしていきます。
1日1回の内服で済むので、「注射は嫌だな」という人にとっては非常に効果的な薬です。
ただ1つ注意点があるのが、これは空腹時でないといけないんですよね。
なので朝起きてすぐ朝ごはんを食べちゃう人にとっては、なかなか飲むタイミングが分かりづらいんです。
僕も使ってたことあるんですけど、「あ、やばい!朝ごはん食べちゃった…どうしよう、いつリベルサス飲もうかな」みたいなことが起こり得るんですよね。
生活リズムがあまり整っていない人にとっては、少し難しい製剤になります。
ただこちらは世界で初の、かつ唯一の内服薬ということもあり、今でも非常に人気があります。

GLP-1製剤の種類6.マンジャロ
6つ目、これは皆さん大好き、マンジャロ。2023年に発売された薬剤で、成分名としては「チルゼパチド」と言います。
これは今までのGLP-1製剤と違って、GLP-1ともう1つ「GIP」というGLP-1と似たような効果のあるホルモン製剤を一緒にくっつけた配合剤になります。「デュアルアゴニスト」なんて言われたりします。
GLP-1とGIP、この2つが一緒になっていることで、より強い体重減少効果があります。
なので、体重をがっつり落としたい人にとってはマンジャロは非常に有効な薬になっています。
トルリシティとの比較試験では、トルリシティよりも優位に体重減少効果があったというデータがあります。
きちんと効果を出したい人にとっては、マンジャロは最も有効な注射薬になります。
GLP-1製剤の種類7.ゼップバウンド
主にここまでの2025年現在で、自費診療でよく使われている製剤になります。
ただ化学技術の発展はすごいんですよね。
今年2025年に、GLP-1製剤がすでに2つ新しく出ました。
1つは2025年4月に出た「ゼップバウンド」という薬剤です。
これは中身がマンジャロと全く同じです。
最初にビクトーザが出たあとにサクセンダが出たように、マンジャロと全く同じ中身でゼップバウンドという薬が出たわけです。
マンジャロは主に糖尿病患者さんに使うものですが、ゼップバウンドは肥満症、つまり「太っている人」に対して使える薬です。肥満の方に保険が効く薬剤として登場しました。
マンジャロは糖尿病の方のみで、太っている人には使えません。
ただ、仕入れ価格(原価)はマンジャロの方が実は安いので、クリニックの経営を考えるとゼップバウンドはあまり使われないかもしれません。
とはいえ、すでに自費で販売しているクリニックもありますので、今後流行る可能性もあると思っています。
GLP-1製剤の種類8.ウゴービ
最後に、2025年7月18日に出た超最新のGLP-1製剤です。「ウゴービ」と呼ばれるGLP-1製剤です。
これは5つ目に紹介したリベルサス、唯一の内服だったリベルサスの注射版になります。
リベルサスもGLP-1製剤の中ではマンジャロほどではないんですけれども、体重減少効果が比較的強いものになります。
この注射薬が出たことによって、内服時に必要だった「空腹時に飲む」という制約がなくなり、どのタイミングでも注射が可能になりました。
打つタイミングを気にしなくてよくなったことで、患者さんにとってはストレスがかなり軽減されました。
また週に1回で大丈夫なので、毎日飲まなきゃいけなかったリベルサスと比べるとだいぶ使い勝手は良くなったと思います。
こちらも7月18日発売のものなんですが、すでに自費で出しているクリニックもあります。
今日は7月30日の撮影なので、たった1週間そこらでもう自費で販売しているくらい、本当に対応が早いですよね。
GLP-1製剤の2強はマンジャロとリベルサス!

以上が、主に自費で使われているGLP-1製剤のご紹介でした。
違いが少しでも理解深まればいいなと思いますが、やはり今、世の中的に有名なのはマンジャロとリベルサス。この2つが二強ですね。
他の製剤もありますが、体重減少効果としては最も強いのがマンジャロ。次にデータとして強いのはリベルサスという順番になっています。
ただ、サクセンダやトルリシティ、ビクトーザでも体重減少効果はある程度見られますので、「ちょっとマイルドに使ってみたいな」という方は、そういった製剤から試してみるのもいいんじゃないかなと思います。
マンジャロやリベルサスは人気がある反面、使っている人が多い分、トラブルを抱えた方も多いです。
それを見て「マンジャロ怖いな」「リベルサス怖いな」「GLP-1大丈夫なの?」と思う方もいるかもしれません。
そういった心配がある方は、毎日打つタイプのサクセンダやビクトーザ、またはトルリシティといった比較的穏やかなGLP-1製剤から試すのも良いと思います。
以上がGLP-1製剤の完全徹底紹介でした。
まとめ

皆さん、いかがでしたでしょうか。
動画をご視聴いただき、誠にありがとうございます。
当院Leap beauty clinicでも、マンジャロ・リベルサスをはじめとしたGLP-1製剤の取り扱いを行っております。
使い方についてはしっかりと説明させていただきます。
GLP-1製剤はダイエットに非常に有効ですが、いちばん大事なのは皆さんの命です。
このGLP-1を使って命が失われるなんてことは絶対にあってはならないことですし、生活に支障をきたすこともあってはならないと思っています。
必ず診察を受けてお話をさせていただき、適切なGLP-1製剤を選んで、適切な使用方法をご案内することができますので、ぜひ一度ご相談に来ていただけると嬉しいです。
それではご視聴いただき、ありがとうございました。
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