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【緊急】アリシアクリニック破産【医療脱毛】

2025.03.01

緊急で動画を回しております。

ショート動画でも回したんですが、本日12月10日医療脱毛専門店最大手のアリシアクリニックが倒産いたしました。このアリシアクリニックの倒産について3つの観点から説明をしていきたいと思います。

アリシアクリニックの倒産理由について
アリシアクリニックのような医療脱毛専門のクリニックの収益構造・問題点について
今後アリシアクリニックはどういう方向に進むのか？

1.倒産理由について

アリシアクリニックの倒産理由についてなんですけれども、脱毛クニックよくあるあるなんですけども、脱毛クリニックっていうのはまずコース契約がメインになります。なので最初に20万とか30万という割と大きな金額を契約していただきます。

例えば30万で10回コースなんて組めば、まず30万円がポンとクリニックに入ってくるわけですね。これで30万儲かるわけなんですけども、当然ですけれども30万いただいた分のサービスを提供しなきゃいけないです。

そうなると患者さんはLINEして脱毛に行く。またLINEして脱毛に行くというのを繰り返していくわけですね。この患者さんがどんどんどんどん増えていくと何が起こるかって言うと、予約が取れなくなります。

予約が取れなくなると「1ヶ月後、いっぱいです」「2ヶ月後、ああまだいっぱいです」「3ヶ月後・・・ああここの日だったらピンポイント空いてるけど予定合わないです」「そしたら4ヶ月後以降ですね」という形でどんどんどんどん予約が先延ばしになっていきます。

脱毛は【この期間に受けてください】というものあります。役務提供期間なんて言ったりしますけども、そうなると予約が全然取れないのに「ここがもう最後ですよ！」って言われちゃうわけですよ。

そうなるともう10回コースでも、もうあと2ヶ月で役務期間終わっちゃうのに「なんと5回も残ってる」みたいなことが起こってしまいます。そうすると患者さんはどう思うかというと「お金返せよ」っていうわけですね。当然ですよね。

あと2ヶ月で5回も当てられないので。となると当然返金を求めますが、この返金を求める患者さんがどんどんどんどん増えてくるわけですよ。そうなると一時的に最初30万ポンと入ったけどもその分の一部、半分だったら10万ちょっとぐらい返金しなきゃいけないわけですね。

そうなるともうクリニックからお金減っちゃいます。これによってどんどん患者さんに返金をすることで100万200万と金額が膨れ上がって、最終的に返金ができなくなるというようなロジックになるわけですよ。

これがおそらくアリシアさんの倒産理由だと私は考えております。

2.収益構造と問題点

医療脱毛というのは先に料金をいただいて脱毛を当てることで消化していくというようなビジネスモデルになっています。なので最初に金額を払っていただければもう一時的にこうお金がどんどん溜まっていくわけです。なので最初に患者さんにたくさん来てもらうことでいっぱいお金が儲かるわけです。なので一昔前は医療脱毛専門クリニックってかなり大儲けをしていました。

ただし、儲けるだけじゃなくてちゃんとお金を払っていた患者さんに脱毛をしていかないといけないわけです。

10回コースの人は10回当てます、5回コースの人は5回当てますというのが仕組みになってるんですけども、これがちょっとずつちょっとずつ予約が取れなくなってくるわけですね。

それによって返金の患者さんが増えてくるという話をしたと思うんですけども、他にもお金がかかってしまうところが実はたくさんあります。お医者さんがいます。お医者さんって大体どれぐらい年収もらってると思いますか？

〇2000万とか3000万とかですか？

正解です。

一昔前だと3000万オーバーって結構ザラにあったんですけど、今はそれでも2000万くらいは皆さんもらえてるんですね。

そうすると、ドクターの人件費で年収2000万って月収にしてしまうと大体150から180万くらいもらえるわけですよ。これは大きなコストですよね。まずここ1つお金かかるとこです。

そして脱毛っていうのは誰が当てるかっていうとナースさんがこうやって照射をするわけですよ。そうなるとナースさんのお給料一体いくらなのかというところです。

ナースさんの月給が大体40万スタート。そこはですねナースさんがなんと50人いました。40万で50人いる。この時点で人件費が2000万かかるわけですね。すごいですね。

さっきのお医者さんの150万なんて霞むくらいですよね。これがまたお金がかかる仕組みになっています。

そしてこれは毎月かかるわけじゃないんですけども、脱毛機も結構いい値段します。1台ピンキリではあるんですけども、安くても医療脱毛機だと400～500万ぐらいしますし、高いものだとなんと2000万を超えてくるような脱毛機もあります。

これを通ってる患者さんが当てていくためには台数をめちゃくちゃ用意しなきゃいけないわけですね。僕がアルバイトした脱毛クリニックの中で1番多かったとこで行くと32台ありました。

〇ええそれはすごいですね。

もし1000万だとしても3億2000万買ってるわけですね。これもとんでもない金額です。というところがあって、医者の人件費・ナースの人件費・脱毛機の値段、これがとんでもない金額かかるわけですよ。

そして他に受付カウンセラーという名前の脱毛のプランを紹介する綺麗なお姉さんがいるわけですね。彼女たちもスタートは割とそこまで高くない金額だったとしてもちょっとずつ説明がうまくなってくるとインセンティブというのがもらえるようになるので人件費がちょっとずつ上がっていくわけですよ。

こうして毎月の出費がとんでもない金額になるわけですね。この時点で受付カウンセラーさんの金額も含めるとおそらく月々の出費は3000万近くになるわけです。となると毎月3000万以上の売上げがないと黒字にならないわけですね。

毎月3000万脱毛・・・そんなに人来るのかって話ですよ。10万円のコースとしましょう。ちょっと安めですけどね。10万円のコースを3000万売り上げようと思ったら、簡単な計算ですね。何人来たらいいですか？

〇300人ですね・・・

正解です！めちゃくちゃ頭いいですね（笑）

〇ありがとうございます（笑）

300人来なきゃないですよ。毎日10人契約してもらなきゃいないんですね。これめちゃくちゃハードル高いですよ。

そのためにはやっぱり広告を打ったりとかSNS頑張ったりとか紹介制度を使ったりとかするわけですよ。で、最終手段何をするかというと・・・値段を下げます。

脱毛クリニック、皆さんどうやって選んでます？ほとんどの場合なんか見たことあるとかCMで見たな、ネットで見たな、安いの見つけた！これじゃないですかね？安いから皆さん来るんですよ。

そうなると値段をどんどん脱毛専門クリニックが「あっちが下げた、うちも下げよう」「こっちが下げた、またうちも下げよう」とどんどん値段が下がっていきます。値段を下げている脱毛クリニックはかなり経営があやしいと思ってください。

3.アリシアクリニックの今後

まず会社としてはホームページ見させていただいたんですけども、やはり破産の手続きを既に済ませているということですので、お金を支払っている患者さんに返金っていうのほぼない状況になっております。

もしかしたらクレジットカードだったり医療ローンなどで組んでいる方に関しては、まだ支払っていないものについてはもしかしたら支払い義務はない可能性がありますので、急いでクレジットカード会社、それから医療ローンの会社に連絡をしてみてください。

アリシアさんと契約したという証明の分かるもの、書類は一式用意していくようによろしくお願いします。

医師のことについてお話しさせていただくと、脱毛クリニックのお医者さんは医療行為をほとんどしないんですよ。もう行ったことある人分かりますよね？

お医者さんと会ったのっていつですか？最初の診察の時だけですよね？施術を当てるのはナースさんになります。その後お医者さんって何してるの？っていう話で、診察だけやってます。

つまり診察以外は特に何もしてないんですよ。確かにたまにねトラブルがあればちょっと診察することありますが、僕も医療脱毛のアルバイトしたことあります。ほぼ何も起こらないですね。

そうなるとそのお医者さんってスキルとしてはちょっとどうなの？っていう部分はどうしてもあります。それでいてやっぱり年収は2000万とかありますのでその年収を担保しようと思ったらやっぱり美容クリニックにどうしても行く可能性が非常に高いということですね。

さも美容経験者のような顔で皆さんの施術に携わるかもしれないんですよね。ただその先生って脱毛しか見てませんので、当たり前ですけど他の皮膚のことは多分分からないですし、他の外科の施術なんかは当然ですけどできないですよ。

そういったできないことがいっぱいあるお医者さんの施術をもしかしたらあなたが受けるかもしれないっていうのは非常に不安要素が強いですよ。

全国で50院近くあります。そして従業員は1500人いるという話でした。そうするとナースさんが半分と考えても700～800人ぐらいいるわけです。

このナースさんたちが当然ですけども今日12月10日をもって解雇になってしまうということで、今後働き先を探していかないといけないんです。

そうなった時にそのナースさんたちって何ができるのかっていうところなんですけども、それまでの経験確かにありますが今現在は脱毛を当てる、これだけですね。

そうなると他のクリニック脱毛だけやってるところであればまだいいんですけれども、例えば点滴を取ったり脱毛以外の医療機器の処置をしたり、あとは保険診療に戻るんだったら他の病気のことも知らないといけないです。

そうなった時にスキルがそこまで高くない状態で転職をすることになるので、そういったナースさんっていうのは今後いろんな勉強をまたしていかなきゃないわけですね。かなり大変な思いをすることになるんじゃないかなと思ってます。

そして最後スタッフさんですね。受付とかカウンセラーをやっていた方に関しても同様で、本日付けで解雇になってしまってるかと思います。

ナースさんやドクターと違って資格がない方々になりますので、転職先探すの非常に苦労するんじゃないかなと思います。また新たな職場に行ってからの自己研鑽が必要になりますので同じく大変な思いをするんではないかなと思います。

まとめ

というわけで、本日はアリシアクリニックの倒産についてお話しさせていただきました。

当院ではもちろんお得に受けていただくためにコースというのをもちろん用意はしてるんですけども、それが不安という方はもちろん単発1回1回の都度払いというのもお受けしております。

珍しい医療脱毛のサブスクというものもやっています。こちらも毎月決まった金額をお支払いいただいて全身の脱毛を受けられるものになりますので、こういったものを利用していただくといいかもしれません。

というわけで医療脱毛に興味のある方は、宇都宮駅西口徒歩1分リープビューティクリニックまでお越しください。

連絡先は概要欄の公式LINEからよろしくお願いいたします｡本日も動画をご視聴いただきありがとうございました｡

監修ドクター

土門駿也統括院長

監修ドクター

土門駿也統括院長

2014年に日本医科大学を卒業後、4年ほど総合病院に勤務。
その後、東京中央美容外科の川口院、高田馬場院、浜松院で院長を務め、Leap beauty clinicを開院。

「医療とは患者様のQOL（生活の質）を100点に近づけることである」という医療観のもと、クマとり・二重埋没・脂肪吸引の施術を行う。

クマとり5,000件以上、二重・目元手術20,000件以上、脂肪吸引1,000件以上の施術実績。

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【緊急】アリシアクリニック破産【医療脱毛】

1.倒産理由について

2.収益構造と問題点

3.アリシアクリニックの今後

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