片目のみの二重埋没｜気になる費用や施術するメリットを解説

「片目は綺麗な二重なのにな…」「片目だけ二重埋没をしたいけど、満足のいく仕上がりになるか不安…」

左右の目に一重、二重、その二重幅に差があることなど、左右差がある眼のことを雌雄眼（しゆうがん）といいます。

雌雄眼もそれはそれで美しいのですが、左右差にコンプレックスを感じる方も少なからずいるのも事実です。

「整形」と聞くと、大きく容姿が変わることや両目そろっての施術を想像されるかもしれませんが、そんなことはありません。

本記事では、片目のみの二重埋没についてその概要やメリット、施術時のポイントを解説します。

二重埋没を片目だけすることは可能

美容整形において「二重埋没法」は非常に人気のある施術ですが、実は片目だけに施術を行うことも可能です。左右の目元に違いがある場合や、以前の施術結果に満足していない場合など、片目のみの整形を希望するケースは珍しくありません。

多くの美容クリニックでは、こうしたニーズに対応しており、片目だけの施術メニューを提供しています。両目をそろえたい、片目だけ整えたいといった悩みを持つ方にとって、片目だけの二重整形は有効な選択肢となります。

左右の瞼に一重・二重の差がある6つの理由

左右の目元で一重と二重が異なっていたり、二重の幅が著しく異なっていたりなど、目に左右差がある人は少なくありません。瞼に差が生じる背景には、いくつかの理由があります。以下では代表的な原因を6つ紹介します。

理由1：遺伝

瞼の形に大きく影響するのが「遺伝」です。特に二重瞼は遺伝の影響を受けやすく、親の目元の特徴が子どもに強く現れる傾向があります。例えば、父親が一重で母親が二重という場合、その遺伝情報が片目ずつ異なる形で現れることがあり、結果として「片方が一重、もう片方が二重」となることがあります。

また、遺伝によって左右の瞼の皮膚の厚みや脂肪の付き方、眼輪筋の発達具合なども微妙に異なるため、それが左右の瞼の開き方や形の違いにつながることもあります。左右差があるからといって異常ではなく、あくまで生まれ持った個性の一部と捉えることも大切です。

理由2： 顔や身体の歪み

日常生活における身体の使い方も、瞼の左右差に影響を与える重要な要因です。たとえば、長時間片方の頬にだけ頬杖をつく、いつも同じ肩でバッグを持つ、片側で咀嚼するクセがあるなど、些細な日常の動作が原因で顔の筋肉に左右差が生じてしまうことがあります。

顔全体の筋肉の使い方に偏りがあると、それに連動する瞼周辺の筋肉や皮膚の動きも偏ってしまい、結果として片方の瞼が重たく見えたり、目の開き方に差が出てくるのです。無意識の癖が長年続くと、こうした歪みはより固定化されやすいため、生活習慣の見直しも一つの改善ポイントになります。

理由3： 視力の差と「効き目」

視力に左右差がある人も少なくありませんが、この視力差も瞼の形に影響を与える要因の一つです。視力が良い方の目を優先的に使う「効き目」の現象が起きると、その目の周辺の筋肉が無意識のうちに酷使され、常に緊張状態に置かれやすくなります。

この結果、効き目側の瞼は筋肉の影響で開きやすくなり、ぱっちりとした印象になる一方、あまり使われていない側の目は瞼がたるみやすく、一重に見えやすくなる傾向があります。また、コンタクトレンズや眼鏡を使っている場合も、度数の違いや装着のバランスが瞼に微妙な影響を与えることがあるため注意が必要です。

理由4：むくみ

瞼のむくみは、二重の幅やラインを大きく変化させてしまう要因となります。特に朝起きた直後は、体内の水分バランスが崩れやすく、瞼が腫れぼったくなることがあります。このむくみが左右均等に出ればあまり気になりませんが、片方だけに強く出ると、その日一日の目元の印象が大きく変わってしまいます。

また、塩分の多い食事や睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなどでもむくみやすくなり、それが慢性化すると、特定の瞼が常に重たく見えるようになります。むくみによる左右差は一時的なものが多いですが、繰り返されることで定着してしまうケースもあるため、生活習慣の見直しがカギとなります。

理由5：眼瞼下垂

瞼が下がってしまう「眼瞼下垂（がんけんかすい）」も、左右差の大きな要因のひとつです。これは加齢や筋肉の衰え、コンタクトレンズの長期使用などにより、瞼を引き上げる力が弱くなってしまうことで起こります。

特に片目だけ進行している場合、片方の瞼が開きづらくなり、その分もう一方が開きすぎて見えるなど、バランスが崩れてしまうことがあります。軽度の眼瞼下垂であれば見た目の違和感だけにとどまりますが、重度の場合は視野の妨げになることもあり、医師による診断や治療が必要になることもあります。

理由⑥ アイプチやアイメイクの影響

近年では、若年層を中心にアイプチやメザイクといった二重形成アイテムの使用が一般的になっています。しかし、これらを片方の目にだけ使用し続けることで、瞼に不均等な負担がかかり、左右の瞼の形に影響を及ぼすことがあります。

アイプチは物理的に瞼を接着して折り込むため、頻繁に使用していると瞼の皮膚が引っ張られ、折り目が深く固定されやすくなります。こうした使用のクセが積み重なることで、自然な瞼の形に左右差が生まれてしまうのです。メイクによる変化は一時的ですが、長期間にわたると定着してしまうこともあるため注意が必要です。

片目だけ二重埋没をするメリット

片目だけ二重埋没を行うことには、見た目のバランスを整える以外にもさまざまなメリットがあります。以下では代表的な3つの利点について、詳しく紹介します。

① 左右差を調整できる

片目だけに二重埋没を行う最大の目的のひとつが、「左右差の調整」です。顔の印象は目元に大きく左右されるため、両目の形に差があると、全体のバランスが悪く見えることがあります。片目だけの施術を行うことで、目の高さや二重幅を揃え、ナチュラルで整った印象を作り出すことが可能になります。

また、片目だけ一重である場合、その目に対してだけアイプチやテープを使っている方も多いでしょう。左右差を揃える毎日のメイクの手間が減り、時短にもつながります。すっぴんでも左右差が気にならなくなることで、自信を持って人前に出られるようになったという声も多く聞かれます。

② 費用が抑えられる

施術を片目のみに限定することで、当然ながら費用も抑えることができます。クリニックによって料金体系は異なりますが、多くの場合、両目での施術に比べて片目のみの施術は安価に設定されています。

「まずは片目だけ整えたい」「できるだけ予算を抑えたい」という方にとっては、この点は大きなメリットです。ただし、片目のみの施術であっても、両目のバランスを整えるためには高い技術が求められるため、価格の安さだけで判断せず、経験豊富な医師のもとで行うことが大切です。

③ ダウンタイムが片目のみで済む

美容施術においてダウンタイムは避けて通れないものですが、片目だけの施術であれば、その影響も最小限に抑えることができます。両目を施術した場合、腫れや内出血による変化が両目に出るため人と顔を合せると気付かれることがあります。片目だけなら眼帯や前髪、伊達メガネなどの活用でうまくカバーできることも多いです。

特に日常生活や仕事への影響を最小限に抑えたいという方にとって、ダウンタイムが軽く済むというのは大きな魅力です。人にバレにくく、自然な仕上がりを求めたい方には、片目施術という選択肢が適しているかもしれません。

片目だけ二重埋没をするデメリット

もちろん、片目だけの二重埋没にはメリットだけでなく、注意すべきデメリットも存在します。施術を検討する際には、リスクについても事前に理解しておくことが重要です。

仕上がりが左右で違う可能性がある

最も大きなリスクは、「仕上がりの左右差が残る可能性がある」ことです。片目での二重整形は両目での二重整形よりも難しいといわれています。なぜなら、片目だけの施術では元々の目の形や二重のラインに合わせて、もう片方の目を自然に調整する必要があるからです。医師にとっても非常に繊細な作業となるため、高い技術と経験が要求されます。

実際に、「施術後に左右の目のバランスが逆に悪くなった」「元の目と施術後の目の雰囲気が合わない」と感じるケースもあります。こうした事態を防ぐためには、シミュレーションやカウンセリングを丁寧に行い、自分の理想とする仕上がりを医師と共有することが大切です。

また、腫れやむくみによって一時的にバランスが悪く見えることもあるため、施術直後の印象だけで判断しないことも重要です。ダウンタイムを経たあとの本来の仕上がりを見極めてから、必要に応じて微調整を検討するという柔軟な対応も視野に入れておきましょう。

クリニック選びのポイント3選

片目だけの二重埋没は、通常の両目の施術よりも高い技術と繊細な判断力が求められます。そのため、どのクリニックを選ぶかによって、仕上がりの満足度が大きく左右されることもあります。以下では、片目の二重整形に適したクリニックを選ぶためのポイントを3つ紹介します。

ポイント1： 二重整形を専門に扱うクリニックを選ぶ

まず大切なのが、二重整形を専門としているクリニックを選ぶことです。総合的な美容医療を提供する大型クリニックでは、さまざまな施術に対応している一方で、片目だけの繊細な施術に十分な経験がない場合もあります。

特に片目のみの施術は、両目を同時に整えるよりもバランスの調整が難しく、経験の浅い医師では左右差を埋めきれないこともあります。その点、二重整形を専門としているクリニックや、日常的に多くの症例を扱っている医院であれば、より安心して施術を任せられます。事前にホームページやSNSで医師の実績や得意な施術を確認しておくとよいでしょう。

ポイント2：片目施術の症例が豊富な医師・クリニックを選ぶ

片目だけの施術は非常に個別性が高く、患者一人ひとりの目の形や左右差を見極める経験が求められます。そのため、実際に片目のみの二重埋没を多数手がけている医師を選ぶことが重要です。

症例写真や口コミ、カウンセリングでの実例紹介などを通じて、「片目施術の経験が豊富か」「どのような症例に対応してきたか」を確認してみてください。また、片目だけの整形に対する医師の考え方やアプローチを聞くことで、その医師との相性も判断しやすくなります。

ポイント3： 丁寧なヒアリングを行ってくれるクリニックを選ぶ

最後に重要なのが、患者の要望を丁寧にヒアリングしてくれる姿勢があるかどうかです。クリニックによっては、左右差があっても「両目の整形を推奨する」という方針を取るところもあります。しかし、あくまで自分の希望に基づいた施術を受けることが何よりも大切です。

カウンセリングの際に、どのような二重を希望しているのか、左右の違いが気になるポイントはどこかなど、細かく話を聞いてくれるかを確認しましょう。「なんとなく」ではなく、「具体的にどう整えたいのか」をしっかり共有できる医師であれば、施術後の満足度も高まります。

片目のみの二重埋没に関するよくある質問

片目だけの二重埋没において、よくある質問を紹介します。施術前に気になる疑問を解消しておくことで、安心してクリニック選び・施術に臨めます。

Q.1：二重埋没を片目だけやり直したい場合も、片目のみの施術は可能？

可能です。一度埋没施術を受けた後に「片目のラインだけが気になる」「左右差が出てしまった」という理由で、片目だけを再施術するケースも多くあります。

この場合、前回の施術で使われた糸を「抜糸する」か「そのままにする」かによって、施術の内容が異なります。抜糸する方法では、糸を取り除いたうえで新たなラインを形成するため、瞼の状態が改善されやすいというメリットがあります。一方、抜糸しない場合はそのまま上から再度埋没を行うため、身体への負担が少なく済む反面、調整には限界があるケースも。

どちらが適しているかは、瞼の状態や希望するラインによって異なるため、再施術を希望する場合は医師に詳細を相談しましょう。

Q.2：一重の片目はメイクやセルフケアでごまかせる？

一重の片目を二重に見せたい場合、アイプチやアイテープなどのアイメイクを活用することは可能です。しかし、長期間これらのアイテムを使用し続けると瞼に負担がかかり、かぶれやたるみなどの原因になることもあるため注意が必要です。

また、瞼のマッサージなどのセルフケアで自然に二重になることも稀にありますが、多くの場合は一時的な変化にとどまります。理想の二重ラインを維持するには、やはり医療的なアプローチのほうが安定しているといえるでしょう。

まとめ

片目だけの二重埋没は、左右のバランスを整えたい方や、片目のみにコンプレックスを抱えている方にとって有効な手段です。特に近年では、片目施術に特化したメニューを提供するクリニックも増えており、自分に合った施術が選びやすくなっています。

ただし、施術にはメリットだけでなくリスクも伴うため、事前の情報収集と医師との綿密なカウンセリングが欠かせません。クリニック選びの際には、症例の豊富さや医師の技術、ヒアリングの丁寧さを重視しましょう。

Leap beauty clinicでは、丁寧なカウンセリングとアフターケアを重視しています。無料の初回カウンセリングもおこなっているため、お悩みやご不安がある方はぜひ一度ご相談にお越しください。