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流行りのマンジャロとは?その効果やリスクを医師が徹底解説!

お疲れ様です。

あの、今巷でマンジャロめっちゃ流行ってるじゃないですか。

うん、流行ってますね。

マンジャロ、僕も1回先生に打っていただいたじゃないですか。
あれ打ってもらった後、1週間ぐらい食欲あんまり湧かなくて、でもなんか全然きつくないんですよね。

おお、はい。

だから、本当に僕も体験しましたしね。世間の皆さんもマンジャロすごいすごいってなって、今オンラインとかでも気軽に買えるようになりましたよね。

はい、そうですね。

いや、マンジャロめっちゃいいじゃないですか。なんかでも、あれどうなんですか?先生的には効果とかリスクとかあるんですか?

はい、そうですね。効果はね、しっかり体感してくれたようにあるんですけども、オンラインとかでも買えるようになっちゃったんで、結構それで危険な使い方をしてる人が増えてるのが事実あるんですよ。

はい。

あとは、マンジャロだけに頼りきってあと何もしません、みたいな人も正直多い。で、マンジャロ使ってる時はいいけどやめちゃうと…みたいな人も実際増えてるので、安易に「マンジャロすごい楽だからいいよ」っていうのはちょっと違うんじゃないかなと思ってます。

では先生、本日は「マンジャロのリスクについてこれは知っとくべきだよ」ということについて医学的見地でしっかりとお話しいただければと思います。本日もよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

マンジャロとは

では先生、マンジャロってそもそもどういった薬なんですか?

はい。マンジャロは「GLP-1製剤」と呼ばれるものですが、正式名称は「チルゼパチド」と言います。

GLP-1というものと、マンジャロだけの特徴なんですけれども「GIP」という2種類のホルモン製剤です。
そのため、例えばビクトーザやトルリシティ、サクセンダ、オゼンピックといった他のGLP-1製剤よりも高い効果があると言われている注射薬になっています。

具体的な効果としては、GLP-1もGIPも基本的に食欲を抑えてくれます。脳の「視床下部」に働きかけて、食欲そのものを抑制するんです。結果として食べる量が減ります。

さらに、食べた物は胃から十二指腸、小腸へ行ってという風になりますけれども、その流れを抑える作用もあるので、食べ始めてすぐに満腹感を得られるようになります。

そして、膵臓にも働きかけて「インスリン」という血糖値を下げるホルモンを分泌させる効果もあります。そのため血糖値を下げる作用もあるわけです。

つまり、GLP-1製剤ということは、もともとは糖尿病の治療薬ですよね?

はい、その通りです。糖尿病の患者さんには保険適用で使われています。
一方で、肥満症いわゆるダイエット目的では保険が通らないため、自費で購入して使っている方が多いんです。

今までにも様々なGLP-1製剤がありましたが、マンジャロはGLP-1に加えてGIPという成分も入っているため、より高い効果があるとされています。

このGIPは脂肪にも作用します。つまり「食欲を抑える」「血糖を下げる」「脂肪を減らす」というトリプルの効果があるんですね。
そのため、他のGLP-1製剤と比べてもマンジャロは効果が高いと言われています。

マンジャロの副作用

先生、このマンジャロ、副作用もあるんじゃないかと思うんですが、どうなんでしょう?

おっしゃる通りです。薬に「副作用が全くない」ということはありません。必ずあります。

頻度として多いものから説明しますと、まず「胃のむかつき」や「気持ち悪さ」といった消化器症状です。これは20〜30%ほどの方に起こると言われています。

多くは投与当日から数日間に出るのですが、ここでやめてしまうともったいないので、少し頑張って続けていただきたいですね。そうすると徐々に症状は軽快していきます。

次に多いのが便通の変化です。便秘になる方もいれば、逆に下痢気味になる方もいます。これは体感的には5%未満くらいの頻度です。先ほどの「気持ち悪さ」に比べれば少ない印象です。

また、注意が必要な副作用としては「膵炎」や「胆石症」など、治療が必要になる病気を引き起こすリスクがあるとされています。ただし、発症確率は0.数%と非常に低いものです。

それでも万一なってしまった場合は患者さんにとって負担が大きいので、リスクとして認識しておく必要があります。

さらにニュースなどで話題になるのが「低血糖発作」です。最悪の場合は意識を失ってしまう危険があります。ただし、これは使い方を誤った場合や、十分な説明を受けていないケースで起こりやすいんです。

オンライン診療や、ほとんど説明をせずに薬だけ渡すクリニックでは、正しい使い方を知らないまま使用してしまうことがあるので注意が必要です。

とはいえ、マンジャロ単独で低血糖発作が起こることはほとんどありません。その点は安心して大丈夫です。

マンジャロとは安易に入手されるべきでない「医薬品」

先生、最近マンジャロがオンラインなどでもよく売られているのを見かけます。なぜそんなに安易に使われているんでしょうか?

そうですね。本来マンジャロは糖尿病治療薬として保険診療で使われています。
糖尿病の患者さんは血糖値やヘモグロビンA1cが高いケースが多く、肥満傾向の方も多いので、治療の一環として使用することで血糖値のコントロールや体重減少につながります。

しかし自費診療になると、糖尿病の方のような条件がなくても購入できてしまうんです。
「お金を払うから売ってほしい」と言われると、診察をほとんどせずに希望の本数を出してしまうクリニックもあります。

売る側の責任ももちろんあるんですけども、「お金払いますよ」と言われたら、「あ、どうぞどうぞ」というふうに出しちゃうクリニックもあるわけですよ。

なので、大して診察もせずに、患者さんの話も聞かずに「あ、マンジャロ希望なんですね。何本欲しいですか?」って……ありえなくないですか?

うん。確かに、確かに。

その患者さんがどんな病気を過去にしているかも分からないし、身長とか体重とかちゃんと聞いているんですかって話なんですよ。めちゃめちゃ細くてもマンジャロ欲しいっていう子、結構いっぱいいますからね。

うん。

そういう人に出してしまうと、逆に不健康な状態にもっていってしまうので。

また、オンライン診療での販売も広がっています。ネットで検索すればすぐ出てきますが、画面越しの診察はどうしても対面よりも内容が薄くなりがちです。

医師側も待っている患者さんが多いと、「早く終わらせてください」とスタッフに急かされることがあるんです。そうすると一人ひとりに十分な説明ができないまま処方してしまうこともあります。

結果として、安易に手に入ってしまう現状があり、患者さんが正しい使い方を理解しないまま使ってしまうことが社会的に問題視されているんです。

打つだけで痩せるっていうような感じのね、ニュアンスで見ちゃうじゃないですか。効果とか見ちゃうと。

そうですね。

確かに効果は出るはずなんですよね。とはいえ、やはり医薬品だから用法・用量を守るっていうのはすごい大事ってことですね。

はい。その通りです。

分かりました。先生ありがとうございます。

マンジャロのリバウンド問題

先生、マンジャロには効果もあるけれどリスクもあると。ちなみにリバウンドはしないんですか?

これは使い方次第です。
まず、マンジャロは最小量の2.5mgから始めて、多くの方が5mgに上げます。さらに効果が足りない場合は7.5mgや10mgまで増やしていくことがあります。

問題は「やめ方」です。10mgまで使って体重が減ったとしても、いきなりスパッとやめるとリバウンドしやすいんです。

そこでおすすめなのは、段階的に減量していく方法です。例えば10mgを使っていたら、次は7.5mgに落として2週間〜1ヶ月ほど様子を見る。体重が増えないことを確認できたら5mgに下げ、また確認してから2.5mgに下げる。最終的にやめる。

ま、ちょっとずつ増やしてきてるはずなんで、ちょっとずつ減らしていこうよっていうことですね。

あ、なるほど。お医者さんみたいっすね。

いや、お医者さんだよ!一応10年以上医者やってる(笑)

あ、そっか(笑)

はい。

なるほど。そうですね。確かに。それはめちゃくちゃ理にかなってますね。じゃあ、とりあえずそうやっていって、最終的には薬がなくても体が慣れていく?

その通りです。

加えて重要なのが「根本的なダイエット習慣」を身につけることです。
マンジャロは「摂取カロリーを減らす」薬ですが、その間に「消費カロリーを増やす」習慣をつけてほしいんです。具体的には筋トレですね。

筋トレをしっかりやっていただくのと、あとは食事が減っている時にその食事の量だったり内容を覚えてほしいんですね。「この量で、あ、私は(僕は)もうお腹いっぱいになれる人間なんだな」という学習をしてほしいんです。

で、当院だとその学習のサポートに、なんと食事指導を設けています。

なるほど。

そんなこともやっているんですね。

はい。これですね、美容クリニックでなかなか食事指導をやっているところってあまりないんですけども、やっていても結構スタッフのお姉さん、看護師さんとかがやっているケースがあります。

はい。

僕の前職でもスタッフさんが食事指導をやっていたんですけども、「そのお姉さんってどこの誰?」って話だったんですよ。

うちでやっているのは食事のプロ。僕は医療のプロなのでお医者さんです。看護のプロが看護師さんです。だったら、食事のプロは栄養士ですよね。

当院はですね、栄養士さんがなんと5,000人以上も抱えている会社さんと提携をして、食事指導を組んでいます。

なので当院でダイエットをした方に関しては、マンジャロなどのGLPを投与するだけでなく、そういった食事指導をやることによって、危険が少なくリバウンドしづらいダイエットを目指して頑張っています。

ここまでやっているクリニックは、なかなかないと思いますよ。

じゃあこれは、マンジャロを適量打って、かつ食事指導と筋トレをやると完璧ですね。

そうですね。

はい。じゃあ皆さん、先生のところに行きましょう。

そのうちジムを経営するように頑張ります。

はい、ありがとうございます。

まとめ

今日はマンジャロの真実について詳しく教えていただきありがとうございました。

はい。まとめると、マンジャロは確かに効果はありますが、副作用やリスクもある薬です。
ですので「マンジャロだけで痩せよう」とするのはおすすめできません。

ダイエットの基本は「摂取カロリー < 消費カロリー」です。そのためには筋トレをして筋肉を増やし、基礎代謝を上げることが大切です。

筋肉をいっぱいつけてくださいね!と言うのを、自分にも言っています(笑)

なるほど。では先生もマンジャロと筋トレと栄養指導で、もっとイケメンを目指しましょう!

頑張ります(笑)

本日はありがとうございました。

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