【豊胸】医師がおすすめしない豊胸4種類とその闇を徹底暴露

〇お疲れさまです。
先生、今なにされてるんですか？それって……。

これ？100万円以上するバッグ。

〇えっ、ただのスライムにしか見えないんですけど……。

ね？そう見えるよね。でもスライムって柔らかいでしょ？

〇確かに。で、実際これって何なんですか？

これはね、豊胸のバッグ。

〇あー、なるほど。それが中に入るってことですね。

そう。これが体内に入るんです。

〇じゃあ、今話題のあの人も……ってことですか？

うん、元ですね。

〇先生、ちなみに豊胸も結構やってるんですよね？

うん、うちは基本的に全部やってますよ。バッグ、脂肪注入、必要ならヒアルロン酸もやります。

〇へぇ〜、いろんな方法があるんですね。

そう。最近もいろんな方法で施術のご依頼いただいてます。
今日はその豊胸についてお話ししようと思います。

〇はい、よろしくお願いします！

豊胸はバレにくい

〇先生、よく聞くんですけど、「バッグによる豊胸」って、シリコンバッグですよね？

そうですね、バッグを使った方法はシリコンバッグです。

〇種類とかやり方の話を聞く前に、ちょっと気になってることがあるんですけど……。
最近、あるモデルさんが豊胸してるんじゃないかって噂があったじゃないですか？

先生も「バーキン買うくらいなら豊胸しろ」って言うくらい、価値あるって話ですけど……
実際、豊胸してるかどうかって分かるもんなんですか？

「豊胸してるかどうか見てください」っていう前提があれば、99%わかりますよ。

〇おおー！そんなにですか？

「この人、豊胸してるかどうかチェックしてください」って言われたら、ポイントがあるので、それを見れば大体わかります。

〇じゃあ、逆に言えば、意識して見ないと分からないってことですか？

そうそう。正直、普段はそういう目で人を見ないですからね。
目元の整形も同じで、「この人整形してると思う？」って言われても、意識しないと分からないものです。

〇なるほど。じゃあ「豊胸してるかどうか見てください」と言われて初めて、判断できると。

そうですね。だから僕ら美容外科医が本気で見れば分かるけど、日常的にそんな場面は少ないです。

〇豊胸って「バレたくない」人も多いんですか？

メディアに出る人は、バレたくないって人もいますね。
でも、カウンセリングの時に「バレたくないです」って話が出るのはあんまりないです。
たまに「旦那や彼氏にバレたくない」って人はいますけど、そこが主な相談内容になることは少ないです。

〇そもそも胸って、目とか顔と違って露出しないから、バレにくいですよね？

そうですね。服を着ていればわからないし、そもそも他人の胸がどのくらいのサイズだったかなんて覚えてないじゃないですか。
よっぽど大きく変化しない限り、豊胸はバレにくいです。

〇じゃあ、結論としては、豊胸って露出するような仕事じゃなければバレにくい、つまり美容整形の中ではバレにくい施術の一つってことですよね？

おっしゃる通りです。実際「バレたらどうしよう」と心配される方も、ほとんど問題ないと思ってもらっていいです。

〇なるほど。じゃあ、美容外科医でも意識して見なければ分からないし、一般の人にはまず分からないんですね。

そうですね。テレビの企画とかでもない限り、そういう風にチェックする場面もないですし。

今日は豊胸の種類とか、あとはやり方、それから関連する施術についてです。そういった話をしていきたいなと思います。

メジャーな豊胸施術2種類

種類1：バッグ

〇僕も男性なんで、豊胸の方法って聞いたことがなかったんですけど、思ってる以上にやっぱり豊胸される方って多いんだなって思ったんで、詳しく聞きたいです。どういった種類がありますか？

まずですね、メジャーなものを2つ挙げると、1つは「バッグ」です。

〇はい。

これは胸の中にシリコンバッグを入れていく方法になりますね。下乳のラインか、横、もしくは脇から入れていく手術になってきます。

〇はい。

種類2：脂肪注入

もう1つは「脂肪注入」ですね。体の脂肪を取ってきて、それをカニューレという細い管を使って、これも下か横か脇のところから、ちっちゃい傷跡でできる注入系の豊胸手術になってきます。

〇なるほど。ってことは、バッグは乳下か横か脇を切って入れると。脂肪注入であれば切らずに入れるってことですか？カニューレ？

カニューレですね。ちょっと太めの注射器の針みたいなものです。それを入れて、注入していく感じです。

〇なるほど。ダウンタイムってどっちがどうなんですか？

そうですね、バッグの場合は胸全体を薄く広げるので、脂肪に比べると痛みが強い傾向にはあります。ただ、脂肪は脂肪で、足とかお腹から脂肪を取ってくる手術が別で行われますので、そっちの方がむしろしんどいっていう人が多いですね。

〇あー、自分の脂肪を使わないと拒絶反応が出るとか？

そうですね。他人の脂肪を入れても定着しませんので、基本的には自分の脂肪を取ってきて、それを胸に入れるという形になります。
カニューレっていう細い管で入れること自体にはリスクは少ないんですけど、脂肪を吸引した方の痛みやダウンタイムがある、ということになりますね。

〇なるほど。

実際に「胸は意外と大丈夫だったけど、足がしんどくて歩くの大変だった」なんて話はよく聞きます。

〇どっちにもメリット・デメリットがあるって感じなんですね。

そうですね。施術方法だけでなく、施術範囲の差もありますので、そういった点で手術を選択する方もいらっしゃいます。

〇ちなみに他の方法ってないんですか？

他の方法もあります。「やる人はやるけど…」という手術と、「絶対やっちゃダメ」っていう手術があるので、それをご紹介します。

推奨されない豊胸施術

まず1つ目、「やるっちゃやる」っていう手術は「ヒアルロン酸注入」です。

〇ヒアルロン酸！

これは一部の大手さんがやっているので、けっこうメジャーな手術として捉えられがちなんですけど、僕も実際にかなりの数をやってきました。ただ、ヒアルロン酸の注入は、実は美容外科学会では全く推奨されていません。

〇へぇ、なんか理由があるんですね。

ヒアルロン酸って、良くも悪くも吸収されてしまうんですよ。だから本当に数ヶ月でなくなっちゃうんですよね。それなのに「1年とか2年持つよ」って、実際はそんなに持たないのに、長持ちするっていう謳い文句でやってしまっているケースもあるんです。

脂肪注入に比べるとリスクは少ないので、それをウリにしてヒアルロン酸豊胸を進めているクリニックもあります。ただ、ちょっと微妙な処置になってくるかなと思います。

〇でも、ヒアルロン酸で満足されてる方もいる？

はい、もちろんいらっしゃいます。もしヒアルロン酸をご希望される方がいれば、当院でも施術することは可能です。

〇なるほど。じゃあ「絶対にやめとけ」っていう手術は何ですか？

僕の中で3つありますので、それをご紹介します。

〇それって今もやってるクリニックがあるってことですか？

はい、正直言って、今もやっているクリニックはあります。

〇えぇ、怖い…。じゃあ絶対やめとけってやつを教えてください。

やってはいけない豊胸施術3選

施術1：アクアフィリング法

1つ目は「アクアフィリング法」です。これはちょっと事件にもなったので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、完全に推奨されていない治療です。

アクアフィリングって、ヒアルロン酸のようなものを入れて豊胸していくんですが、長持ちするってことで一時期流行ったんですね。
でもその注入物が移動してしまったり、膿んでしまって、胸を貫通して出てきちゃったりとか、そういう事例が多数報告されています。

〇成分として体に合わないってことですか？

基本的に体に入れるべき素材ではないということですね。 昔は大手さんでも扱っていたんですが、そういったトラブルが起きてからはすぐに扱われなくなりました。ただ、それでもまだ使っているクリニックが存在するので、アクアフィリングでの豊胸は絶対にしてはいけません。

〇わかりました。

施術2：脂肪再生豊胸

2つ目は「脂肪再生豊胸」と呼ばれるものです。

〇なんか名前だけ聞くと良さそうに聞こえますね…。

そうなんです。名前に「脂肪」や「再生」って入っているので、普通の脂肪注入と勘違いしてしまう方も多いですし、「再生」と聞くと、なんだか効果がありそうに思えてしまいますよね。

でも実際には、これは非常に危険な手法で、あまり大きな声では言えませんが、中には“体に注入してはいけない物質”を使用していることもあるんです。

それを胸に入れることで感染が起きたり、長持ちすると聞かされていたのに数ヶ月でなくなってしまったり、深刻なトラブルが多く報告されています。

そもそも「◯◯再生法」などといった名前がついている施術は、注意したほうがいいです。最近では「熊取再生豊胸」なんて名前も聞きますが、ああいったものはかなり怪しいと思ってください。

〇なるほど…。名前に惑わされないようにしないといけないんですね。

施術3：血液豊胸

そして3つ目が「血液豊胸」です。

〇血液？それって自分の血液を使うってことですか？

はい。自分の血液を採取して、それを胸に注入するという施術です。

〇へえ…。それって安全なんですか？

詳しいことはあまり公には言えませんが、血液豊胸は特定のクリニックしかやっていない施術で、やはり体への安全性が疑問視されています。

この治療も僕の中では「絶対に受けてはいけない」と考えています。

関連施術

〇たとえば、胸の形とか…具体的に言うと、乳輪や乳頭の整形ってできるんですか？

もちろん可能ですし、実際に豊胸と一緒に受ける方もかなりいらっしゃいますよ。

〇そうなんですね！

関連施術1：乳頭縮小

まず1つは、「乳頭縮小」といって、いわゆる乳首の先端部分を小さくする施術です。これはサイズそのものを小さくすることもできますし、垂れたり伸びてしまった乳頭を短く整えることも可能です。もちろん両方同時に行うこともできます。

関連施術2：乳輪縮小

もう1つは、「乳輪縮小」です。これは乳輪部分が大きく広がってしまった場合に、元のサイズに近づけるように小さく整えることができる手術です。

〇なるほど！バストを大きくするだけでなく、乳頭や乳輪の縮小といった手術も一緒に受けられるんですね。

はい、もちろんです。加齢や授乳などの影響で垂れてきてしまった胸や、大きくなりすぎた胸を美しく整えるという目的でも、美容外科での施術は可能です。

〇なるほど。胸元も顔と同じように変化していくので、それを元に戻すというのは、女性にとってすごく嬉しいことですよね。

そうですね。豊胸手術って、見た目だけじゃなくて気持ちの面でも前向きになれる、夢のある手術だと思います。

まとめ

〇今日は今話題の豊胸について、いろいろ教えていただきましたが…結局、シリコンバッグと脂肪注入、どっちがいいんでしょうか？

正直なところ、バッグにも脂肪注入にもそれぞれメリット・デメリットがあります。なので、どちらの方法にも対応しているクリニックを選ぶのが一番いいと思います。両方の特徴をきちんと教えてもらえるので、自分に合った方法を選びやすいですよ。

〇たしかに。胸のサイズやハリだけじゃなくて、乳輪や乳頭についての悩みも一緒に相談できるっていうのは心強いですね。

はい。見えない部分だからこそコンプレックスを抱えてる方も多いですし、人に相談しづらい内容だからこそ、実績のある先生にまずは気軽に相談してもらえたらと思います。

〇ほんとにそうですね。もっと自信が持てるようになるといいなって思います。

はい、そう願っています。

〇ということで、今日は今話題の豊胸について、土門先生にお話を伺いました！先生、今日も豊胸の手術をされてたんですよね？

そうですね、今日も1件オペをしてきました。

〇月に何件も手術されている、宇都宮のドクターに今日はたっぷりお話いただきました。ありがとうございました！

ありがとうございました。

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