【二重埋没】ダウンタイムを最小限に抑えるポイント3選を医師が伝授
〇先生、お疲れ様です。今日も。
はい、お疲れ様です。
〇先生、ちょっと最近、埋没の話をよく聞かせてもらっていると思うんですけど。
はいはいはい。
〇たぶん、うんざりするぐらい聞かれてると思うんですけど、やっぱり皆さん、ダウンタイムを気にするんですよ。施術件数とダウンタイムの話、よく聞かれてると思うんですけど。先生も、たぶん何万回と聞かれてると思うんですけど、実は先生も埋没やってますよね?
〇そうですね、僕もやってます。
〇ちなみに、ダウンタイムとか痛みとか、どうだったんですか? 先生自身は。
あー、全くなかったですね。僕、美容外科になって3日目とかだったから、二重の平行とか、末広型とか、そういうのが「何ですかそれ?」っていうレベルのときにやってもらったんですよ。並行して脱毛もやってもらってたんで、脱毛やられながら、二人に施術される、みたいな感じで当時やってましたね。
正直、あんまり覚えてないっていうのが答えにはなっちゃうんですけど、痛かった記憶もないし、その後も普通に勤務してたんで、特に問題なく過ごしてたかなと思います。
〇てことは、先生はダウンタイムをほとんど気にしないぐらい、なかったと。
ほぼ気にならなかったですね。
〇ってことは、じゃあ先生が腫れが起きないように何かしてた秘密があるんじゃないですか、実は?
そうですね、当時は知識もなかったんで、全く覚えてないですけども。
〇じゃあ今では施術件数も何万件とこなしてると思うんですけど、やっぱり皆さん、埋没は気になるけど、腫れが怖いとか、ダウンタイムを最小限にする方法とか、その辺の話を今日はお聞かせ願えればと思います。
わかりました。
〇それではよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
ダウンタイムとは腫れや内出血の総称

〇では先生、まずはダウンタイムの正しい知識について教えていただきたいんですけど。
はい。そもそもなんですけど、「ダウンタイム」というのは医学用語ではないんですよ。この「ダウンタイム」という言葉の中には、例えば腫れや痛み、あとは内出血、それからなんとなくの違和感、日常生活に戻れるまでの期間、周囲に気づかれないかどうか——こういったものが全部まとめて「ダウンタイム」と呼ばれてしまってるんですね。
〇総称されてるということですね。
はい、そうです。
なので、「ダウンタイム」と呼ばれるもののうち、何が気になるかによって、「どれぐらいかかりますか?」という回答は大きく変わってきます。ですので、それをひとつずつ説明していけるといいなと思っています。
〇はい、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
ダウンタイムの種類① 腫れ
腫れに関しては、だいたい翌日から2〜3日がピークになります。そこから1週間ぐらいかけて落ち着いてきて、この頃にはほとんど分からないレベルまで腫れが落ち着く方がほとんどです。1ヶ月もすれば、もうほぼ人間の目では確認できないレベルまで落ち着いていますので、完成形は「1ヶ月後」と言われることが多いですね。
ダウンタイムの種類② 痛み
痛みに関しては、術後にどこのクリニックでも痛み止めをお渡ししていると思うんですが、実際に使うケースはほとんどありません。なので、翌日以降に多少痛みがある程度で、基本的にはほぼ問題ないと思ってください。
ダウンタイムの種類③ 内出血
内出血は、出なければゼロです。なので、出なければほぼ影響はありません。ただ、内出血が出てしまった場合は、1〜2週間くらい様子を見てください。ただし、お化粧で隠せる範囲であることがほとんどですので、あまり気にしなくていいケースが多いです。
ダウンタイムの種類④ 違和感
では、4つ目「違和感について」。
これは本当に個人差があります。翌日から「全然余裕でした」という人もいれば、1ヶ月以上経っても「ちょっとゴロゴロする感じがある」「引っ張られている感じがする」という方もいます。違和感については、かなり個人差が大きいところかなと思いますね。
ダウンタイムの種類⑤ 「日常生活に戻れるまで」
では5つ目、「日常生活に戻れるまでについて」。
これも非常に個人差が大きいです。どの状態になったら日常生活に戻れるか、たとえば仕事に復帰できるかっていうのは、職業によっても変わってきます。
例えば、極端な例ですが芸能人でテレビに出る場合は、かなり腫れが引いてからでないと「言われちゃう」んですよ。コメント欄に書かれたりしますからね。
そうなると、1ヶ月以上は開けないと出演は難しいんじゃないかなと思います。
一方で、家でプログラミングしてますとかリモートワークしてます、という方なら、翌日からでも全然復帰できますし、そもそも休む必要もないかもしれません。
なので、職場や環境によるところが強いですね。
ダウンタイムの種類⑥「周りに気づかれるか」
では6つ目、「周りに気づかれるか」。
これも、個人の環境によるところが大きいです。たとえば、あなたのお友達に僕がいたら……まぁ気づいちゃいますよね。かなり時間が経っていたとしても、元の目とある程度変化があれば気づきます。ただ、これは僕がプロの美容外科医だからです。一般の方は、そもそもあなたのことをそこまで見ていません。
仮に変化があったとしても、たとえば少し眼鏡で隠すとか、女性なら前髪で隠すとか、そういうちょっとした工夫で十分乗り越えられる範囲じゃないかなと思っています。
一般的には、腫れが引く時期、大きな腫れは1週間前後ぐらいですので、その期間を過ぎれば特に問題なく過ごせると思います。
腫れを最小限にする方法

〇じゃあ先生、先ほど「ダウンタイムというのは医学用語ではないけれども、大きく分けると6つのポイントがある」とおっしゃっていましたよね。これって、ご自身の行動でコントロールできることって何になりますか?
そうですね、それはもう1つだけです。腫れ、これに尽きます。
〇はいはいはい。逆に他の5つはコントロールできない?
ほぼ無理です。患者さん自身が頑張ってどうにかなるのは、この「腫れ」だけですね。
〇ほうほう。それじゃあ腫れを最小限にする方法やポイントってあるんですか?
これはね、結構たくさんありますよ。
〇聞きたいです!
腫れを抑えるポイント①当日のコンディション
まず、手術当日についてですが、基本的に「むくんだ状態」で手術を受けると、やっぱり腫れが強く出ます。なので前日、夜更かししたり、お酒を朝まで飲んだりするのは基本的に避けて、しっかりと睡眠を取って来てください。
〇夜更かしとアルコールは前日はダメと。
はい、そうです。で、手術当日になるんですが、この「手術するタイミング」でリラックスして受けていただくのが非常に重要になります。
〇リラックス。
はい。この手術中のリラックスがしっかりできないと、この先どれだけ腫れを抑える努力をしても、最初に「ボン」と腫れてしまうんですね。まずはリラックスして手術を受けていただくことが大事です。
〇どうやってリラックスして受けられるんですか?
普通に、しっかりと頭がはっきりした状態で目元をガチャガチャやられたら、普通は怖いですよね。そうすると緊張や恐怖で目が「ぎゅーっ」となります。この瞬間が終わりです。腫れ確定だと思ってください。
〇はいはいはい。
なので、目元の手術をする時には、リラックスした状態で受けられるように、よくやる手法として「笑気麻酔」を使います。埋没法では麻酔を使いますけども、これでリラックス気分に持っていきます。まずこれが1つですね。
腫れを抑えるポイント②術後の絶対安静
で、手術が終わった後は、基本的にはそのままご自宅に帰って、家で安静にしてください。例えばそのまま飲みに行ったり、温泉・サウナに行ったり、あるいは帰宅後にゆっくり長風呂したりすると、血流が良くなってしまって、腫れが強く出ます。
なので、ご自宅に直帰して、家で安静にするというのが一番いいです。
手術から2~3日間が腫れのピークですが、このピークをなるべく抑えるためには、先ほど言ったような「血流が良くなる行為」を避けることがポイントです。
寝るときですが、皆さん普段枕使ってますか?
〇使いますね。
その枕、気持ち高めにしてください。
〇枕を高めにする。
はい。新しい枕を買うのはちょっともったいないので、枕の下にバスタオルを畳んだものを入れて、少し高さを出してください。もしかすると首に合わないとかあるかもしれませんけど、最初の3日間、正確には48~72時間は徹底して高さを出してください。
そうすることで、顔(目元)に寝ている間の血流が行きづらくなるので、腫れが強く出にくくなります。つまり、最初の3日間だけでいいので、「血流を良くする行為を避けること」「頭を高くして寝る」、この2つを徹底してください。
あと1つ、大事なことを忘れてました。「しっかりと目元を冷やすこと」です。これも最初の3日間、48〜72時間の間、ご自宅でしっかりと目元をアイスノンのようなもので冷やすことで、腫れはグッと引いていきます。これは論文にもなっているデータがある方法ですので、落ち着いてからもぜひ冷やしてください。
なので、最初の3日間まではこの生活を頑張っていただきたいです。
腫れを抑えるポイント③術後3日目以降の軽い運動
それ以降ですね。腫れのピークは2~3日なので、その時点ではピークは過ぎていますが、そこからさらに早く引かせたい場合にやっていただきたいことが、実は1個だけあります。
「20分を超えるウォーキング」です。
〇ウォーキング?でも血流が良くなっちゃうんじゃ?
そうなんです。血流が良くなっていいんですよ。3日経ってからは逆で、血流を良くしていきます。ただ、無酸素運動たとえば全力疾走みたいな運動はNGです。そうなると腫れが出てしまうので。
本当に軽いウォーキング。ジムなどでマシンを使って、時速4~5km程度でいいです。軽い程度で20分以上。これをやると、実は少し早く腫れが引いてくるんですよ。
〇へえ!じゃあ最初の3日を過ぎたらそういうのを始めると。
はい。なので最初の3日間は、理想的には自宅でリハビリもせず、血流が良くなるような行為を一切しない。そして3日以降は、軽くウォーキングする程度なら運動してもらってOK。そうすると、腫れが実は早く引いてきます。
つまり、前日の行動、手術当日、そして術後3日間。この3つが、腫れを最小限にするためのポイントになります。
〇はい、ありがとうございます。
二重埋没のダウンタイムにおける注意点

〇腫れを最小限にする方法について、手術当日や直後のNG行動など、たくさん教えていただきましたが、注意点とかよくある質問があれば教えていただきたいです。
そうですね。手術直後って、実はそんなに腫れないんですよ。正確には腫れてるんだけど腫れて見えない、というのが正解です。
なので手術直後に「あれ? 私、全然腫れてないじゃん」「内出血もないじゃん。やっぱり先生、上手!」みたいに感じる方、けっこう多いんです。でも、それはその瞬間だけで、残念ながら人間の体の構造上、必ず翌日には腫れが多少なりとも出てきます。
なので、その状態で「安心した~」と思ってしまってもいいんですけど、それに油断せず、家に帰ったらさっき言ったように目元を冷やしたり、頭を高くして寝たり、血流が良くなる行動を避けていただくことが非常に重要になってきます。
〇ああ、なるほど。じゃあ、手術直後に「何ともないじゃん! 綺麗になった!」って調子に乗るんじゃなくて、「必ず冷やしなさいよ」と。
はい。
〇「頭を高くして寝なさいよ」と。「運動したりするのもダメよ」「お酒飲んだりもダメ」。
ダメですね。
〇ああ、なるほど。そういうことをすると腫れちゃう。腫れがひどくなると。これって、やっぱりよくあるトラブルなんですか?
やっぱり、腫れる過程というのは、2〜3日後にピークが来て、1週間ぐらいである程度落ち着いて、1ヶ月で完成系というのが、僕らの中ではほぼ常識なんですけど、普通の患者さんはそこまで分からないわけですよ。
「直後に腫れてなければ、もう腫れないもんだ」と思ってしまう人がいても、不思議じゃないんですよね。なので、そこは僕らドクター側の術後の説明になってきます。
〇あとは逆に、今の話を聞いて気になったんですけど、先生って二重幅をシミュレーションして、患者さんの希望通りの幅にしてくれるじゃないですか。
でも結局、完成するのって1週間、ないし1ヶ月くらい後じゃないですか。腫れてる期間って、二重幅が大きくなるじゃないですか。で、「あれ? 意外にこの幅いいかも」と思ってしまって、腫れが収まったら「思ってたより狭くない?」って感じること、ないですか?
めちゃめちゃありますよ。
〇はいはいはいはい。
めちゃくちゃあります。実際に、腫れがパッと出てピークになるんですけど、ちょっと落ち着いてきて、まだ完全に腫れが引いてないぐらいの状態で「あれ? 結構いい幅じゃん」って思って。で、完全に落ち着くと「あれ? 確かにシミュレーション通りだけど、なんか幅が狭くなっちゃったかな?」と思う方がいるのは事実です。
実際、1ヶ月経てば最初の幅の変更とかもできますので、1ヶ月後に「やっぱりちょっと広くしたい」と手術する方も、実はけっこういます。
〇えー!じゃあ、そういう最初の誤差みたいなのって、結構あるんですね?
そうですね。「毎月あるか?」と言われたらそこまではないですけど、年間で何人か対応することは実はあります。
〇そうなんですね。じゃあこれ、シミュレーションの時点で実はちょっと幅広めにしといた方がいいかもよ、っていう。
そうですね。シミュレーションはしっかりドクターと相談して決めていただきたいんですけど、やっぱり幅を広く取った方が映えるケースというのも多々ありますので、「ちょっと広すぎるかな」と思っても、自分の目にちゃんと合うかどうかをしっかり見極めて、場合によっては先生の意見も聞いて決めていけるといいかなと思います。
まとめ

〇まとめです。ダウンタイムという言葉は医学用語ではない、というお話でしたね。そして、腫れを最小限にする方法というのは、とにかく「冷やしなさいよ」と。やっぱり患者さん自身の行動にかかってるということですね。
はい。
〇先ほどの注意点でも聞きましたが、手術直後に「腫れてないな」と思っても、ちゃんと冷やしておかないと、ダウンタイムが長引いてしまうから、しっかり冷やしましょうと。そしてお酒飲んだり、サウナ入ったり、激しい運動したりしちゃダメということでしたね。
〇先生、ちなみにですけど、逆に先生が「ダメ」って言ってることを全部やったら、どうなるんですか?
さすがに全部守らなかった患者さんは、過去に見たことないですね。
〇えっ!? 先生、何万人も施術されてますけど、それでも?
そうですね。基本的には皆さんちゃんと「いい子」にしてくれてます(笑)
〇じゃあ、逆に僕がやってみます! 前日にお酒を飲んで…
そうですね。
〇とりあえず朝まで飲んで、むくみまくりの二日酔い状態で手術を受けて、その日も飲みに行って、サウナに入って、家に帰って頭を全く高くせずにフラットな状態で寝て、アイスノンじゃなくて、ホットマスクをつけて寝るみたいなのを3日間ちょっとやってみましょうか、逆にね!
はい(笑)
〇で、本当にパンパンに腫れるんだったら、先生の言ってることが正しいって証明になりますもんね。
はい。
〇逆に、そこまで無茶苦茶やって、さっさと腫れを出し切った方が、引くのが早くなる可能性ってないですか?
うーん。医学的に言うと、基本的にはほぼないですね。時期ごとに腫れが引いていく、炎症成分が出てくるという流れがあるので。
〇なるほど。だったら「早めのデトックス」みたいに、先に腫れをボンと出して、翌日からスッキリするっていうのが叶えばいいんですけど、人間の体って、そうはうまくいかないんですね。
はい。じゃあ人体実験の結果にご期待ください(笑)
〇ということで、わかりました。じゃあ、土門先生の理論を僕の体で実験させていただきます!
はい。ただ、僕らがやらせたってなっちゃうと、非常に問題になりますし、炎上しちゃいますので、あくまでコジローくんが自ら「やりたくてしょうがなかったからやった」ってことでお願いします。
〇あ、いやいや、もちろんそうです! 先生のために体を捧げます!
はい(笑)
〇ということで、土門先生、今日は二重埋没のお話をたくさん伺いましたが、やっぱり視聴者のみなさんが気になっている「ダウンタイム」について、詳しくお聞きできました。
〇ということで、みなさん。ダウンタイムは先生の腕ももちろんですが、皆さんがちゃんと適切な行動を取ってくれるかどうかにかかっています。手術後・手術前ともに、先生の言うことを聞いて、腫れが起きないような行動を心がけましょう!
はい。
〇先生、今日もお忙しい中お時間いただき、ありがとうございました!お疲れ様でした!
ありがとうございます!
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