
口角挙上術で失敗?「ジョーカー顔」や傷跡のリスクと後悔しないためのポイント
「真顔だと不機嫌に見られる」「加齢とともに口角が下がってきた」……そんなお悩みをお持ちの方にとって、「口角挙上術(スマイルリフト)」は魅力的な選択肢の一つかもしれません。印象を変える効果が期待できる一方で、「口が裂けたようになった」「傷跡が目立ってマスクが外せない」といった失敗や後悔の声も聞かれます。
本記事では、口角挙上術の仕組みや効果、そしてなぜ「失敗」と感じてしまうのか、その原因(特にジョーカー顔や傷跡について)を解説します。また、ボトックス注射との違いやクリニック選びのポイントについても触れていきます。施術を受ける前に知っておくべきリスクと情報を、ぜひ参考にしてください。
口角挙上術(スマイルリフト)とは?

口角挙上術は、上唇の両端(口角)の皮膚を三角形などに切除し、口角を持ち上げる筋肉(口角挙筋)を短縮・移動させて縫合することで、物理的に口角を上向きにすることを目指す外科手術です。
主な効果とメリット:
- 不機嫌顔へのアプローチ: 下がった口角が上がることで、真顔でも優しく明るい印象に近づくでしょう。
- 若々しい印象へ: 年齢とともに下がった口角を引き上げ、若々しい口元を目指せます。
- 効果の持続性: ボトックス注射とは異なり、外科的に皮膚と筋肉を処理するため、半永久的な効果が期待できると考えられています。
「失敗」「後悔」と感じる5つの主な原因

口角挙上術は、わずかなデザインの違いが顔の印象を左右する可能性がある繊細な手術です。多くの人が「失敗した」と感じる主な原因として、以下の5つが挙げられます。
1. 傷跡が目立つ(赤み・肥厚性瘢痕)
悩みとして多く挙げられるのが「傷跡」です。
- 場所: 口角の外側に沿って切開するため、メイクで隠しにくい場所といえます。
- 症状: 術後3〜6ヶ月は赤みが強く出やすく、体質によっては傷跡がミミズ腫れのように盛り上がる「肥厚性瘢痕」になる可能性があります。口角はよく動く部位なので、傷の治りが遅い傾向にあるようです。
2. 「ジョーカー顔」「口裂け女」のような不自然さ
不安を感じる方が多い失敗例の一つです。
- 原因: 口角を上げたい一心で皮膚を切りすぎたり、切開線を長くしすぎたりすると、口が横に裂けたように見えたり、不自然に釣り上がった「ジョーカー」のような口元になるリスクがあります。
- 修正: 一度切りすぎた皮膚を元に戻すことは、非常に困難だと言われています。
3. 左右差が目立つ
人間の顔は元々左右非対称ですが、手術によってその差が目立ってしまうことがあるかもしれません。片方だけ上がりすぎている、傷跡の長さが違うといったケースが考えられます。
4. 後戻り・効果が感じられない
皮膚だけを切除して、内部の筋肉(口角挙筋)の処理が不十分だと、重力や皮膚の伸びによって後戻りしてしまう可能性があります。「せっかく切ったのに変わらなかった」と感じるケースです。
5. 開口障害(口が開けにくい)
術後、傷口が硬くなる時期(拘縮期)に口を大きく開けにくくなることがあります。通常は時間とともに改善に向かいますが、過度な切除を行うと引きつれ感が長く残るケースもあるようです。
切るべき?ボトックスで十分?適応の見極め

「口角を上げたい」と思っても、必ずしも全員が手術を受ける必要はないかもしれません。まずはリスクの低い方法から検討してみるのも一つの手です。
口角ボトックスが向いているとされる人:
- 「口角を下げる筋肉(口角下制筋)」が強く発達している方
- 傷跡を残したくない方
- 一時的な効果でも良いので試してみたい方
- 20代〜30代前半で、皮膚のたるみが少ない方
口角挙上術が向いているとされる人:
- 皮膚のたるみが強く、ボトックスでは効果が出にくい方(特に40代以降など)
- 半永久的な効果を求めている方
- 傷跡のリスクを許容できる方
- 元々の口の形が「へ」の字で固定されている方
口角挙上術のデメリットとダウンタイム

デメリット:
- 傷跡: 目立ちにくくはなりますが、完全に消えることはないと言われています。白い線として残る可能性があります。
- ダウンタイムの長さ: 傷の赤みが引くまで半年程度かかるケースもあるようです。
ダウンタイム:
- 腫れ・内出血: 1〜2週間程度が目安です。マスクで隠せる場合が多いでしょう。
- 抜糸: 術後1週間前後に行われることが一般的です。
- 食事: 術後しばらくは口を大きく開けられないため、小さく切って食べるなどの工夫が必要になるかもしれません。刺激物は傷にしみる可能性があるため控えたほうが無難です。
まとめ:Leap beauty clinicが「自然で上品な口元」をご提案します
口角挙上術は、不機嫌に見られがちな印象を劇的に変え、笑顔に自信を取り戻すことができる素晴らしい手術です。しかし、ここまでお話しした通り、「ジョーカーのような不自然な仕上がり」や「目立つ傷跡」といったリスクがあることも事実であり、不安を感じるのは当然のことです。
だからこそ、Leap beauty clinicにお任せください。
当院では、単に口角を上げるだけの手術は行いません。患者様一人ひとりのお顔のバランス、皮膚の厚み、筋肉の動きを見極め、**「生まれつき微笑んでいるような自然な口元」**をデザインすることにこだわり抜いています。
- 徹底した傷跡対策: 形成外科的縫合技術を駆使し、傷跡が唇の輪郭に馴染むよう細心の注意を払って施術します。
- 最適な治療の提案: 手術が不安な方や、適応が見られない方には、無理に手術を勧めず、ボトックスやヒアルロン酸による治療をご提案します。
- 万全のアフターケア: 術後の経過観察もしっかりと行い、不安なダウンタイム期間もサポートいたします。
「自分にはどの治療が合っているの?」「傷跡がやっぱり心配……」 そんな疑問や不安をお持ちの方は、ぜひ一度Leap beauty clinicのカウンセリングにお越しください。
あなたの魅力が一番引き立つ「笑顔の正解」を、私たちと一緒に見つけませんか? スタッフ一同、心よりお待ちしております。
監修ドクター
土門駿也統括院長

監修ドクター
土門駿也統括院長
その後、東京中央美容外科の川口院、高田馬場院、浜松院で院長を務め、Leap beauty clinicを開院。
「医療とは患者様のQOL(生活の質)を100点に近づけることである」という医療観のもと、クマとり・二重埋没・脂肪吸引の施術を行う。
クマとり5,000件以上、二重・目元手術20,000件以上、脂肪吸引1,000件以上の施術実績。
