ベビーコラーゲン
美容皮膚科
目次
ベビーコラーゲンとは
赤ちゃんの皮膚に多く含まれるタイプIIIコラーゲンを使用した美容注射です。肌の弾力とハリを取り戻し、特に目元や口元の細かいしわやたるみの改善に効果的です。即効性があり、自然な若返り効果が期待できます。効果は6ヶ月から1年程度持続し、定期的な施術で長期的な改善が可能です。
このような方におすすめ(適応)
- 目の周りの小ジワが増えてきた
- 目の下の青クマを改善したい
- おでこや眉間のシワを改善したい
- ほうれい線の浅いシワを改善したい
- 肌のハリがなくなってきた
- 細かいしわが気になる方
- 肌のハリや弾力が低下している方
- 即効性のある若返り効果を求める方
- 自然な仕上がりを望む方
- 乾燥肌や敏感肌の方
- 美容施術が初めての方
ベビーコラーゲンの目的と効果
- しわの改善: 特に目元や口元の細かいしわや表情しわの改善を目的としています。
- 肌の弾力向上: 若々しい肌の弾力とハリを取り戻すために使用されます。
- 保湿効果: 肌の水分保持能力を高め、しっとりとした質感を実現します。
- 即効性: 注入後すぐに効果を実感できることが多いです。
- 自然な仕上がり: 自然な若返り効果が期待でき、過度な変化を避けます。
- 持続性: 効果は6ヶ月から1年程度持続し、定期的な施術で長期的な改善が可能です。
ベビーコラーゲンの施術の流れ
カウンセリング
- 医師と相談し、施術の目的や期待する効果について話し合います。肌の状態を評価し、最適な施術プランを立てます。
準備
- 施術部位をクレンジングして清潔にします。
- 必要に応じて局所麻酔クリームを塗布し、施術中の痛みを軽減します。クリームは15〜30分ほど放置します。
注射
- 極細の針を使用して、ベビーコラーゲンを肌の真皮層に注入します。注入は細かく分割して行い、均等に広がるようにします。
- 注射する部位や深さは、治療する箇所や改善したい問題に応じて調整します。
施術後のケア
- 軽いマッサージや冷却を行い、施術後の腫れや赤みを軽減します。
- 施術後は、医師の指示に従って適切なアフターケアを行います。通常、数時間から数日で腫れや赤みは落ち着きます。
ベビーコラーゲン注射のメリット
自然な若返り効果
- ベビーコラーゲンは、肌の再生能力が高いタイプIIIコラーゲンを使用しているため、自然な仕上がりが期待できます。肌のハリと弾力を取り戻し、若々しい外見を実現します。
即効性
- ベビーコラーゲンは、注射後すぐに効果を実感できる即効性があります。施術直後から肌の質感や弾力の改善を感じることができます。
長持ちする効果
- 効果は6ヶ月から1年程度持続し、定期的なメンテナンスで長期的な改善が可能です。これにより、持続的な若返り効果が得られます。
高い安全性
- ベビーコラーゲンは天然由来の成分を使用しており、アレルギー反応や副作用のリスクが低いとされています。適切に施術を行えば、安全に使用することができます。
多様な適用部位
- ベビーコラーゲンは、目元や口元の細かいしわ、額や首など、さまざまな部位に適用できるため、広範囲の若返り効果が期待できます。
保湿効果
- ベビーコラーゲンは肌の水分保持能力を高め、乾燥肌や敏感肌の改善にも効果的です。しっとりとした質感を実現し、肌の健康を保ちます。
非侵襲的
- ベビーコラーゲン注射は外科的手術を伴わないため、ダウンタイムが短く、日常生活に支障をきたすことが少ないです。
他の美容施術との相性が良い
- ベビーコラーゲンは、ヒアルロン酸注入やボトックス、レーザー治療などの他の美容施術と併用することで、総合的な美容効果が期待できます。
ベビーコラーゲンのデメリット
一時的な効果
- 効果は一時的であり、6ヶ月から1年程度で徐々に効果が薄れてきます。持続的な効果を得るためには、定期的なメンテナンスが必要です。
軽度の副作用
- 一時的な腫れ、赤み、内出血が起こることがあります。これらの副作用は通常数日で改善しますが、施術直後は見た目に影響を与えることがあります。
施術者の技術による差
- 注射の結果は施術者の技術に大きく依存します。経験豊富な医師に施術を受けることが重要です。技術不足の医師による施術は、期待した効果が得られない場合や不均一な仕上がりになるリスクがあります。
一時的なダウンタイム
- 施術後に軽い腫れや赤みが数日間続くことがあります。日常生活に大きな支障はありませんが、イベントや大事な予定がある場合は施術時期に注意が必要です。
結果の個人差
- 効果の現れ方や持続期間には個人差があります。肌の状態やライフスタイル、体質などによって結果が異なるため、事前に期待値を調整することが大切です。
ベビーコラーゲン注射について
治療時間 | 10分~15分 |
リスク・副作用 | 一時的な腫れや赤み 注射後、施術部位に一時的な腫れや赤みが発生することがあります。通常、数時間から数日で治まります。 内出血 極細の針を使用していても、血管に触れることで内出血が起こることがあります。これも数日で消えることが多いですが、場合によっては1〜2週間程度かかることもあります。 痛みや不快感 注射部位に軽い痛みや不快感を感じることがあります。局所麻酔クリームを使用しても、完全に痛みを取り除くことはできません。 感染のリスク 針を使用するため、まれに感染が発生することがあります。施術前に施術部位を清潔に保つことが重要です。 アレルギー反応 極めてまれですが、ベビーコラーゲンに対してアレルギー反応を示すことがあります。過去にコラーゲン製品や他の美容成分に対してアレルギー反応を起こしたことがある場合は、事前に医師に相談することが重要です。 しこりや硬化 注射部位にしこりや硬化が発生することがあります。通常は自然に消えることが多いですが、長期間続く場合は医師に相談する必要があります。 非対称性 注射の結果が非対称になることがあります。施術者の技術に依存するため、信頼できる医療機関で施術を受けることが重要です。 過剰反応 極めてまれですが、免疫系の過剰反応が起こることがあります。これには、強い炎症反応や結節の形成が含まれます。 |
治療頻度と期間 | ▼初回の施術 3〜4週間ごとに3回の施術:初めての施術後、3〜4週間ごとに合計3回の施術を受けることが推奨されます。この期間は肌の再生プロセスをサポートし、最適な効果を得るための準備期間です。 ▼メンテナンス 半年から1年に1回:初回の施術シリーズが完了した後は、効果を持続させるために半年から1年に1回のメンテナンス施術が推奨されます。これにより、若々しい肌の状態を長期間維持することができます。 ▼個人差 個人の肌状態に応じて調整:肌の状態や年齢、ライフスタイルによって、施術の頻度は個別に調整されるべきです。特に肌の老化が進んでいる場合や、特定の肌トラブルを解消したい場合は、医師と相談しながら最適な頻度を決定します。 ▼継続的な効果のために 定期的なカウンセリング:定期的に医師のカウンセリングを受け、肌の状態を評価してもらい、施術プランを見直すことが重要です。これにより、最適な施術スケジュールを維持できます。 |
注意事項 | 直後のケア 施術直後は注射部位を触ったりこすったりしないでください。軽い腫れや赤みがある場合は、冷却することで軽減できます。 メイクやスキンケア 施術後24時間はメイクを避け、優しいクレンジングと保湿を心がけてください。刺激の強い化粧品やスキンケア製品は避けるようにします。 運動とアルコール 施術後24時間は激しい運動やアルコール摂取を避けてください。これにより、腫れや内出血を軽減できます。 紫外線対策 日焼けを避け、紫外線対策を徹底してください。日焼け止めクリームを使用し、帽子やサングラスで肌を保護します。 定期的なメンテナンス 効果を持続させるためには、定期的なメンテナンスが推奨されます。医師と相談し、適切な間隔で施術を受けるようにします。 異常があれば医師に相談 強い痛みや腫れ、異常な反応が見られた場合は、すぐに医師に相談してください。自己判断での対応は避けます。 その他の注意事項 |
ベビーコラーゲン治療と相性の良い施術
ヒアルロン酸注入
- 効果: ヒアルロン酸注入は、顔のボリュームアップや深いしわの改善に効果的です。ベビーコラーゲンと組み合わせることで、細かいしわや肌質改善と同時に、顔全体の若返り効果を得ることができます。
- メリット: ヒアルロン酸の即効性とベビーコラーゲンの自然な肌質改善効果が相互補完的に働きます。
ボトックス注射
- 効果: ボトックス注射は、表情しわを緩和するのに効果的です。ベビーコラーゲンと組み合わせることで、肌のハリや弾力を取り戻しながら、表情しわも改善できます。
- メリット: 表情筋の動きを制御しつつ、肌の質感を向上させるため、全体的な若々しい印象を実現できます。
IPL治療
- 効果: レーザー治療は、肌の色ムラやシミ、くすみの改善に効果的です。ベビーコラーゲンと組み合わせることで、肌のトーンアップと質感の向上を同時に図れます。
- メリット: レーザー治療後の肌再生をベビーコラーゲンがサポートし、より速やかに効果を実感できます。
マイクロニードリング
- 効果: マイクロニードリングは、肌の再生を促進し、コラーゲン生成を助けます。ベビーコラーゲンと組み合わせることで、ダブルでコラーゲン生成を促進し、肌のハリと弾力を強化します。
- メリット: 肌の自己再生力を高めながら、ベビーコラーゲンの効果を最大化します。
ケミカルピーリング
- 効果: ケミカルピーリングは、古い角質を除去し、肌のターンオーバーを促進します。ベビーコラーゲンと組み合わせることで、ピーリング後の肌再生をサポートし、滑らかな肌を実現します。
- メリット: 肌の質感とトーンを同時に改善し、より健康的な肌を作り出します。
ヒアルロン酸注入との違い
ベビーコラーゲン | ヒアルロン酸 | |
---|---|---|
薄い皮膚への注入 | ○ | △ |
目の下のくまへの注入 | ○ | ×× |
目尻などの細かいしわ | ○ | △ |
ほうれい線など深いしわのリフト | × | ○ |
くちびるのシワやボリュームアップ | ○ | △ |
持続力 | ○ | ○ |
組織再生力 | ○ | × |
ヒアルロン酸はベビーコラーゲンほどなじみはよくありませんが、逆に持ち上げてボリュームアップする力が強いので、ほうれい線などの深いしわのリフトなどに向いています。
ヒアルロン酸とベビーコラーゲンを組み合わせて治療することもできます。
その他のスキンブースター(ECM製剤)との比較表
スキンブースターとは、メソセラピー(真皮または脂肪の浅い部分に注射する方法)の一種で、肌質を改善する治療のことです。 肌へダイレクトに美容成分を注入するので、効果を実感いただきやすい注入治療です。
コラーゲンブースターやスキンブースターとも呼ばれますが、ブースター治療とは、有効成分をお顔や首などに細かく注入して、肌組織の土台の再構築(スキンリモデリング)を促す治療です。 従来の非架橋のヒアルロン酸単体の水光注射や、サーモン注射、液状PCL注射、ECM製剤注射などがそれに含まれます。
特徴 | スネコス (SUNEKOS®) | リジュランi (REJURAN) | ベビーコラーゲン (Humallagen) | プロファイロ (PROFHILO) |
---|---|---|---|---|
主成分 | 非架橋ヒアルロン酸、アミノ酸 | ポリヌクレオチド (PN) | ヒト胎盤由来のIII型コラーゲン | 非架橋ヒアルロン酸 |
目的 | コラーゲンとエラスチンの生成促進 | 肌の修復と再生、アンチエイジング | 若返り効果、肌の再生、弾力回復 | 保湿、リフティング効果、肌の質感向上 |
適応部位 | 顔全体、目の下、首、デコルテ、手の甲 | 顔全体、特に目元や口元 | 顔全体、特に目の周りや口元 | 顔全体、首、デコルテ |
治療回数 | 初期治療4回、メンテナンス3~6ヶ月 | 3~4回、メンテナンス6ヶ月 | 3~4回、メンテナンス6ヶ月 | 2回、メンテナンス6~12ヶ月 |
副作用 | 内出血、腫れ、赤み、圧迫感、頭痛 | 内出血、腫れ、赤み、痛み | 内出血、腫れ、赤み、かゆみ | 内出血、腫れ、赤み、痛み |
費用 | 1回約4~5万円 | 1回約5~7万円 | 1回約5~7万円 | 1回約7~10万円 |
ダウンタイム | 短い(数日程度) | 短い(数日程度) | 短い(数日程度) | 短い(数日程度) |
当院のスキンブースター(ECM製剤)とヒアルロン酸注入との比較表
効果/治療法 | スネコス (SUNEKOS®) | リジュランi(REJURAN) | ベビーコラーゲン (Humallagen) | ヒアルロン酸 (Hyaluronic Acid) |
---|---|---|---|---|
ボリューム | 中程度、自然なボリュームを追加 | 中程度、コラーゲン生成によるボリューム追加 | 低~中程度、肌の再生により若干のボリューム) | 高い、即効性のボリューム追加 |
小じわ | 高い効果、コラーゲン生成による | 高い効果、肌の修復と再生 | 高い効果、若返りと肌の弾力向上 | 中~高い、フィラーとして直接的な効果 |
ハリツヤ・毛穴 | 高い、全体的な肌の質感向上 | 高い、肌のトーンとテクスチャの改善 | 高い、肌の弾力とツヤ向上 | 中~高い、保湿効果によりツヤ向上 |
軽度のニキビ跡・深めのしわ | 中~高い、コラーゲン生成による | 高い、肌の再生効果 | 中程度、コラーゲンの再生促進 | 高い、フィラーとしての即効性効果 |
効果の持続 | 3~6ヶ月 | 6ヶ月 | 6ヶ月 | 6~12ヶ月 |
ベビーコラーゲンの料金
ベビーコラーゲン1㏄ 通常98,000円
ベビーコラーゲンのよくある質問
1.ベビーコラーゲン注射とは何ですか?
- 回答: ベビーコラーゲン注射は、主に肌の若返りや改善を目的として、コラーゲンを肌に直接注入する施術です。特に、タイプIIIコラーゲンを使用し、肌のハリや弾力を高め、自然な若返り効果を実現します。
2.施術の効果はどのくらい持続しますか?
- 回答: 効果の持続期間は個人差がありますが、一般的には6ヶ月から1年程度です。持続的な効果を得るためには、定期的なメンテナンスが推奨されます。
3.施術後に気をつけることはありますか?
- 回答: 施術後24時間は注射部位を触ったりこすったりしないようにし、激しい運動やアルコール摂取を避けてください。また、紫外線対策を徹底し、日焼けを避けるようにします。異常が見られた場合は、すぐに医師に相談してください。
4.施術には痛みがありますか?
- 回答: 注射に伴う軽い痛みや不快感がありますが、通常は局所麻酔クリームを使用することで痛みを軽減します。痛みの感じ方は個人差があります。
5.副作用やリスクはありますか?
- 回答: 一時的な腫れや赤み、内出血、軽い痛みや不快感が一般的な副作用です。まれに感染やアレルギー反応が発生することがあります。施術を受ける前に、医師と十分に相談し、リスクを理解しておくことが重要です。
6.ベビーコラーゲン注射はどの部位に効果的ですか?
- 回答: 目元や口元の細かいしわ、額、首など、さまざまな部位に効果的です。特に、肌のハリや弾力を取り戻したい部位に適用されます。
7.他の美容施術と併用できますか?
- 回答: はい、ベビーコラーゲン注射はヒアルロン酸注入、ボトックス注射、レーザー治療、マイクロニードリングなど、他の美容施術と併用することで、総合的な美容効果を高めることができます。施術を組み合わせる際は、医師と相談して最適なプランを決定します。
8.施術に適した年齢はありますか?
- 回答: 年齢に制限はありませんが、肌の老化が気になり始めた30代以降に施術を受ける方が多いです。若い方でも、肌のトラブルや予防的なケアを目的として受けることがあります。
9.施術の頻度はどのくらいですか?
- 回答: 初回の施術では3〜4週間ごとに3回、その後は半年から1年に1回のメンテナンスが一般的です。個人の肌状態や目指す効果によって、頻度は調整されます。
10.ベビーコラーゲン注射を受ける前に準備することはありますか?
- 回答: 施術前には医師とカウンセリングを行い、服用中の薬や健康状態を確認しておきましょう。また、施術前は肌を清潔に保ち、過度なピーリングやスクラブは避けるようにします。