バッカルファット
美容外科
頬の脂肪には、浅い層にあるもの(皮下脂肪)と深い層にあるもの(深部脂肪)があります。
浅い層にある脂肪(皮下脂肪)は、自力でのダイエット、美容医療であれば脂肪吸引や脂肪溶解注射で量を減らすことができます。
一方、バッカルファットとは、皮下脂肪の下にある筋肉のさらに下にあるもの(深部脂肪)で、頬の内側の深い層にある卵の黄身のような脂肪のことです。バッカルファットは「口の中で吸える、噛んでしまう脂肪」「笑った時につまめる脂肪」というとわかりやすいかと思います。
バッカルファットは、若い頃は頬の横にありますが、年齢と共に下垂し、ほうれい線・たるみ・マリオネットラインが酷くなり、まるでブルドッグのような顔立ちになり、老けた印象を引き起こしてしまいます。
ブルドッグのようなたるみが出る前に除去することで、たるみを予防し、下膨れにより顔が大きくなるのを予防することができます。
目次
このような方におすすめ(適応)
- 頬のふくらみが気になる方
- 口元のたるみが目立つようになってきた方
- たるみやほうれい線、マリオネットラインが気になる方
- ブルドッグのような頬を改善したい方
- 丸顔をスッキリさせたい方
- フェイスラインをキレイにしたい方
- 頬の内側を噛んでしまう方
- 将来の老け顔を予防したい方
- 身内にブルドッグ顔の人や、骨格が似ている人がいる方
バッカルファット除去は20~30代がオススメ
エイジングケア&小顔効果・たるみ予防にもなるバッカルファット
バッカルファットは、18歳頃までは頬の高い位置にありますが、加齢とともにだんだんと下がってたるみを促進します。
これによってほうれい線が深くなり、口角も下がり、口の横にブルドッグ状の変形が起こってきます。
バッカルファット除去は、老化予防効果が大きく、早めの施術をご検討ください。
ある程度年齢を重ね、お顔のたるみが酷くなってからバッカルファット除去を行っても、効果が十分に発揮されない場合があるため、まだたるみが目立たない20~30代を目安にバッカルファット除去をすることをオススメしています。
バッカルファットと他施術との比較
バッカルファット除去と類似した施術として、脂肪吸引が挙げられます。そのため、「バッカルファットと脂肪吸引、小顔整形はどっちが良いの?」とお悩みの方もいるかと思われます。
バッカルファットではフェイスラインの改善やマリオネットライン・ほうれい線・ブルドッグ線の解消などに効果が期待できます。
一方、皮下脂肪の脂肪吸引は、皮膚の引き締め、たるみの改善、二重あごの改善などの効果を期待するものです。
当クリニックでは患者様のフェイスラインの状態を総合的に判断したうえで、最適な施術方法を個別にご提案させていただいております。
バッカルファットの手術の方法
口の内側を1~2cm程度切開し、バッカルファットを引き出して切除。切開部は溶ける吸収糸で縫合するため抜糸の必要はなく、傷跡は数週間ほどでほとんど目立たなくなります。脂肪細胞そのものを除去するため、その効果は永久的です。手術時間は30分程度で、洗顔やシャワー、メイクは当日から可能。食事も、食後に口の中をしっかりゆすいで清潔に保つことができれば、通常通り摂ることができます。
バッカルファットのメリット/デメリット
メリット
- 小顔効果
- 高い効果と半永久的な効果が続く
- 顔に傷ができないのでバレにくい
デメリット
- 効果には個人差がある
- 頬がこけてしまう場合がある
- ダウンタイムが比較的長い
バッカルファットの施術の流れ
カウンセリング・診察
施術前に医師とカウンセリングを行い、希望する仕上がりや適応をみさせていただきます。
頬周辺の脂肪は、バッカルファット・ジョールファット・メーラーファット、顔の脂肪吸引の適応などがあるため、どの施術方法が適しているかを丁寧に診察していきます。
カウンセリング・診察は無料となっております。カウンセリングのみも可能ですのでお気軽にご相談ください。
洗顔
施術前にメイクを落としていただきます。パウダールームにメイク落としや洗顔フォームをご用意しております。
写真撮影
施術前に写真撮影を行います。写真はカルテに保存するために撮影いたします。また、モニターの方はWEBサイトやSNSに掲載するための写真を同時に撮影いたします。
デザイン
バッカルファット除去の適応が確認できましたら、摘出する脂肪量や切開箇所などを細かく決めていきます。完成イメージを共有しながら、デザインをさせていただきます。
消毒
施術室に移動し、看護師がお顔を丁寧に消毒していきます。
施術
局所麻酔の際にチクっとする痛みが数秒ありますが、麻酔が効いてしまえば痛みはありません。
麻酔がしっかりと効いていることを確認したら、口の中からバッカルファットを取り除いていきます。左右の頬の内側を、1箇所ずつ切開して施術を行います。切開するのは数ミリ程度です。
その他、ご希望に応じて吸入をする笑気麻酔や点滴による麻酔も併用可能です。
バッカルファットの施術について
治療時間 | 30分程度 |
通院 | なし |
抜糸 | なし ※溶ける糸を使用します。 |
麻酔 | 局所麻酔 ※笑気麻酔や腫れ止め点滴など各種麻酔もご用意しております。 |
固定期間 | 1週間 |
腫れ・痛み・内出血 | ・腫れや痛みは個人差がありますが、数日~1週間程度で落ち着いていきます ・内出血のため、赤紫色になることがありますが、2~3週間で消失しますのでご安心ください |
メイク | 当日から可能 |
洗顔・入浴 | 洗髪・洗顔・シャワーは当日から可能 入浴は(長湯を避けて)翌日から可能 |
運動 | 激しい運動は1週間後から行ってください |
施術部位への刺激 | ・強いマッサージ等は1ヶ月程控えてください ・食後はイソジン液でゆすいでください |
完成までの期間 | 自然に仕上がるまで1ヶ月程。半年かけて肌が引き締まります。 |
リスク・副作用 | 腫れ・熱感・倦怠感・感染・色素沈着・痒み・頭痛・頬がこける・血腫 ※通常は1週間程度で落ち着きます。 |
注意事項 | バッカルファットの施術後の注意として、食事の後のケアがあります。念のため、食後は消毒・うがいを行うようにしてください。 また、洗顔・メイク・シャワーなどは、施術直後から可能ですが、より術後の経過を良くするためにも、1週間程度は高温でのサウナや長風呂は控えてください。 |
その他 | ・一時的に口腔内(奥歯付近)に傷ができます。数日は刺激物の接種は避けてください。食事は手術当日2~3時間後に柔らかいものから食べてください。 ・お酒は2~3日控えてください。 |
バッカルファットの料金
通常 : 248,000円
モニター価格: 198,000円
圧迫バンド : 16,500円
バッカルファットのよくある質問
バッカルファット除去の術後、傷跡が目立つことはありませんか?
バッカルファット除去は、口腔内にあたる左右の頬の内側を小さく数mm~2cmほど切開して、顔の内側にある余分な脂肪を除去します。
口腔内で施術が完結するため、外から傷跡が見えることは一切ありません。ご安心ください。
バッカルファット除去のダウンタイムはどれくらいですか?
バッカルファット除去の術後、腫れなどのダウンタイムは数日~1週間程度で落ち着いていきます。その後時間の経過と共に顔が引き締まっていき、約1ヶ月で自然に仕上がり、約半年で完成します。
その他、内出血が発生して傷跡が赤紫色になるダウンタイム症状がみられることがありますが、2~3週間で症状は落ち着いていきます。(※ただし、術後の経過には個人差があります)
術後のダウンタイムを軽減する点滴や内服などを別途費用でご提供することが可能です。ご希望の方はお気軽にお申し付けください。
バッカルファット除去による小顔効果はいつ頃から実感できますか?
バッカルファット除去では、顔の内側の脂肪を取り除くため、術後のダウンタイムが終わり次第、比較的早い段階で小顔効果を実感することができます。
個人差がありますが、約2ヶ月後から小顔効果を実感される方が多いです。腫れの少ない場合には、施術の数日後から効果が現れることもあります。
バッカルファット除去をした後、元に戻ることはありますか?
バッカルファットは一度除去してしまえば、ほとんどの場合元に戻ることはございませんので、半永久的な効果が期待できます。そのため、小顔エイジングケアで、多くの患者様に評価を頂いております。
バッカルファット除去の術後、メイク・入浴・食事・飲酒などはいつから可能ですか?
バッカルファット除去で行う口腔内の切開は、抜糸の必要がない程度の小ささであるため、術後のメイク・入浴・食事などの日常的な行動に、規制はほとんど発生しません。そのため、いずれも当日から可能です。
ただし、当日の入浴では、長湯を控えてください。また、当日の食事に関しては術後2~3時間後から熱いものや辛いものなどの刺激物、繊維質の強い歯に詰まりやすいものなどの食材は、念のため控えていただき、柔らかいものから食べ始めるように意識してください。飲酒は術後1週間以降であれば問題ありません。
バッカルファット除去の術後、歯磨きをすぐにできますか?
バッカルファット除去の術後当日の歯磨きはお控えいただき、うがい薬で口腔内を清潔に保ってください。翌日からはいつも通りの歯磨きが可能です。ただし、傷跡の部分に歯ブラシを激しく当てたり、歯磨き粉のペーストを塗布したりすることのないように気をつけてください。
バッカルファット除去の施術は、痛みの心配はありませんか?
当クリニックでは、痛みに弱い患者様でも安心して施術をお受けいただけるように局所麻酔のほか、笑気麻酔、静脈麻酔、痛み止め点滴を別途費用でご提供することが可能です。ご希望の方はお気軽にお申し付けください。
バッカルファット除去と脂肪吸引の違いは何でしょうか?
バッカルファット除去と脂肪吸引は、いずれも小顔効果を得るために行うものですが、効果が期待できる内容に違いがあります。
バッカルファット除去では、フェイスライン改善、マリオネットライン・ほうれい線・ブルドッグ顔の解消や予防に効果が期待できます。
一方、脂肪吸引では皮膚の引き締め、たるみ改善、二重アゴ改善に効果が見込めます。
当クリニックでは患者様の皮下脂肪の状態を医師が診察したうえで、患者様にもっとも適切な施術をご提案するよう心掛けております。
バッカルファット除去の術後、顔のマッサージを受けることはできますか?
施術部位に負担を与えないためにも、バッカルファット除去の術後、お顔への強いマッサージなどは、1ヵ月程度は避けるようにしてください。
バッカルファット除去は、他の施術と組み合わせることも可能ですか?
バッカルファット除去を行う場合、当クリニックおすすめの施術である糸リフトや脂肪溶解注射、脂肪吸引などの他施術と組み合わせることで、相乗効果を期待できます。
当クリニックでは、患者様に合わせて、理想的な組み合わせの施術をご提案いたします。