グラマラスライン形成(タレ目形成・白目拡大術)切開法

グラマラスライン形成は、黒目の外側から目尻にかけての下まぶたを下げることにより、白目の面積を広げタレ目に見せる施術です。別名タレ目形成や白目拡大術とも呼ばれます。
下まぶたを下に引っ張っている靭帯組織を縫い縮めて目尻を下げることで、白目と黒目の露出度が大きくなり、目が大きく見える効果があります。また、タレ目にすることで女性らしく優しく柔和な印象や癒し系の印象の目元を作ることが可能です。目尻切開と併用することでより効果が高まります。

タレ目の形成は数mmの誤差で印象が大きく変わってしまいますので、慎重に患者様とデザインを打ち合わせながら、理想のお目元になるように調整していきます。
複数の方法がありますので、メスを使わない方法や、切開で半永久な効果を実現する方法など、患者様の適用やご要望に合わせてご提案させていただきます。

このような方におすすめ（適応）

• ツリ目を改善したい
• 癒し顔になりたい
• 目つきが悪いと言われる
• パッチリ大きな目にしたい
• 優しい印象の目元にしたい
• 可愛らしいタレ目にしたい

グラマラスライン形成のデザインの種類

グラマラスラインには、大きく分けて3種類のデザインがあります。

①目の中心部（黒目のすぐ下）を下げるデザイン

タレ目ではないですが、縦に大きく、丸くクリッとした印象の目元になります。

②やや目尻側を下げるデザイン

瞳孔の下、目尻の下、その間の皮膚をバランスよく少しずつ下に下げることで、タレ目すぎない、自然な柔らかい印象の目元になります。

③目尻側を下げるデザイン

目尻側の皮膚を大きく下に引っ張ることで目尻のタレ具合が強調され、西洋人やハーフのようなタレ目になります。タレ目を強調したい方にオススメです。

グラマラスライン形成と他施術の比較

グラマラスライン形成以外での目元の施術方法では、目頭切開、目尻切開などがあります。グラマラスライン形成が下まぶたを下方向に広げることで目を大きく見せる施術に対して、目尻切開は目尻を横に切開して目を大きくする施術です。目尻切開と併用することでより効果が高まります。
また、目頭切開は、目頭の蒙古ヒダの皮膚を真横に切り開く施術で、目の横幅を内側に広げ幼い印象から大人っぽい印象に変えることができます。
当院では、患者様の目元の状態やお顔のバランスに合わせて、これらの施術のうちのどれが理想の目元を作るために適切かを判断したうえで、個別にご提案しております。

グラマラスライン形成の術式

当クリニックでは、本格的なタレ目形成が可能な切開法と、糸を用いるダウンタイムの少ない切らないタレ目形成の２種類をご提供しています。

しっかりタレ目にしたい方はグラマラスライン形成（切開法）がおすすめです。
切開部分を縫合するため、1週間前後は糸がつくので抜糸が必要です。切開部分は傷ができますが、まつげの際を切開するため目立ちにくい箇所です。傷跡はお化粧で隠せる程度でほとんど気にならないくらいきれいになります。タレ目の効果は一番大きく、半永久的です。

グラマラスライン形成の施術の流れ

カウンセリング・診察

手術前に医師とカウンセリングを行い、希望する仕上がりや適応をみさせていただきます。カウンセリング・診察は無料となっております。カウンセリングのみも可能ですのでお気軽にご相談ください。

洗浄

施術前にメイクを落としていただきます。 パウダールームにメイク落としや洗顔フォームをご用意しております。

写真撮影

施術前に写真撮影を行います。写真はカルテに保存するために撮影いたします。 また、モニターの方はWEBサイトやSNSに掲載するための写真を同時に撮影いたします。

デザイン

他の目元施術とと同時に行われる場合は、患者様一人一人のお悩みやお顔のバランスに合わせたデザインで、他目元やグラマラスライン形成をする箇所にマーキングをしていきます。グラマラスライン形成を単独で行う場合は、元々のお目元とお顔全体ののバランスを見ながら、正確に把握してマーキングをしていきます。

消毒

手術室に移動し、看護師がお顔を丁寧に消毒していきます。

手術

麻酔を併用しながら手術を行います。 局所麻酔の際にチクッとする痛みが数秒ありますが、麻酔が効いてしまえば痛みは一切ありません。
麻酔がしっかりと効いていることを確認したら、決定したデザインをもと切開します。施術部位を縫合し終えたら、施術完了となります。
その他、ご希望に応じて吸入をする笑気麻酔や点滴による麻酔も併用可能です。

グラマラスライン形成の施術について

治療時間	約40～60分
通院	5～7日後に抜糸
麻酔	局所麻酔 ※笑気麻酔や痛み止め点滴など各種麻酔もご用意しております。
腫れ・痛み・内出血	・腫れは個人差がありますが、1～2週間で落ち着いていきます。 ・2～3日は痛みや熱感があります。 ・さらに腫れが引いて自然に仕上がるまでに1ヶ月程度かかります。腫れがあるときは左右差が目立つことがありますが、徐々に馴染みます。 ・内出血のため赤紫色になることがありますが、お化粧で隠せる程度で、1～2週間程度で消えますのでご安心ください。 ・傷跡は1ヵ月程赤みがありますが、時間をかけて徐々に目立ちにくくなります。 ・完成まで個人差はありますが約半年かかります。 ※皮膚を取り過ぎてしまうと、下眼瞼が外反することがありますので、外反しない範囲内で医師がデザインして施術します。
メイク	アイメイクは抜糸後翌日から可能
コンタクトレンズ	原則2日後から可能としていますが、抜糸をするまでの間は傷に負担を与えないよう施術後1週間は目の周りになるべく触れないことが望ましいです。
洗顔・入浴	シャワー・洗髪は、傷口を濡らさないようにして当日から可能ですが、洗顔料の使用・入浴は抜糸後翌日から可能になります。 また、施術後目やにがでやすくなりますので、翌日から水洗いをしてください。
運動	1週間後以降ご自身が可能な範囲で行うようにしてください。
施術部位への刺激	マッサージなど目元やその周りへの刺激があるような行為は、施術後1ヵ月はお控えください。
リスク・副作用	傷痕・倦怠感・頭痛・熱感・内出血・痒み・浮腫み・発熱・左右差・感染・体質により傷跡の盛り上がりなどが生じることがあります。 ※ごく稀に、傷跡が膿むような二次感染の可能性があります。
注意事項	・一時的にまつ毛が短くなる可能性がありますが、徐々に生えてきますのでご安心ください。 ・下眼瞼が一時的に外反したり、一部つっぱる場合がございますが、徐々に馴染んでいきます。 ・元々の骨格、目の形により自然な範囲での左右差は生じることがありますが、事前に医師とカウンセリングを行い、ご納得いただいてからの施術となりますのでご安心ください。 ・抜糸後、かさぶたが取れると糸が稀に残っていることや、術後経過とともに中縫いの糸が出てくる可能性がありますのでその際はご連絡ください。 ・稀に、白目にぷよぷよとした症状（結膜浮腫）が出る場合がありますが、数日～2週間程で徐々に軽減します。 ・ごく稀に、傷跡が膿むような二次感染の可能性があります。そのような症状を感じられたらすぐにご連絡ください。
その他	グラマラスライン形成の施術をお受けになる当日は、目元を隠すためにサングラスまたは伊達メガネのご持参をオススメしております。 コンタクトは施術中外していただきます。コンタクトケース・メガネを忘れずにご持参ください。 なお、アイプチを含むお化粧や、コンタクトはしないままの状態でお越しいただくと、施術までスムーズに入れます。

グラマラスライン形成のよくある質問

グラマラスライン形成（タレ目形成）と目尻切開の違いはどのようなものですか？

グラマラスライン形成（タレ目形成）はタレ目の形成であるのに対して、目尻切開は目の横幅を広げたり、切れ長の目にする術式となります。

かなりのツリ目ですが施術可能でしょうか？

角度の強いツリ目の方も施術可能です。
患者様の目の状態によって他の施術との併用もご提案できる場合もございますので、一度カウンセリングを受けていただき、医師とご相談ください。

術中の痛みと術後の腫れが心配です。

当クリニックでは、痛みに弱い患者様でも安心して施術をお受けいただけるように、局所麻酔のほか、笑気麻酔、痛みや腫れ止め点滴等を別途費用でご提供することが可能です。ご希望の方はお気軽にお申し付けください。

まつエクをしていても施術を受けることはできますか？

まつ毛エクステがついていてもグラマラスライン形成の施術は可能ですが、施術中にエクステが数本抜けてしまうことがありますのでご了承ください。施術後1ヵ月経過後からまつ毛エクステ・まつ毛パーマの施術が可能です。

後戻りはありますか？

グラマラスライン形成はメスを使用した施術なので、経験豊富な医師から適切な施術を受けていれば、完全にもとに戻ることはありません。ただし、個人差はありますがごく稀に、術後に傷跡が癒着することで元に戻ってしまう場合がございます。

逆さまつげになりやすいですか？

グラマラスライン形成（タレ目形成）の後に逆さまつげを発症する方はそれほど多くはございませんが、副作用として現れる可能性はございます。特に逆さまつげになりやすい体質の方には、あまり目尻を大きく下げずに逆さまつげのリスクを減らしたデザインをご提案させていただくことも可能ですので、詳しくはご相談ください。