
クマ取りの表ハムラ法がダウンタイムは長いのに選ばれる理由!
先生、あの、ちょっと僕クマがやばくて、そろそろ先生にやってほしいなと思ったんですけど。
おお、やりますか。
ダウンタイムが嫌なんで、脱脂でいけないですか?
脱脂はね、ダメです。
え、脱脂でいける適応は何ですか?じゃあ。
脱脂でいける人は、この溝、このくぼみがなければ、まあ脱脂でやってもいいかなっていうぐらいですね。
じゃあ、そのなんとかハムラですか?
基本的にはハムラ法でやるのが絶対いいですよ。
これはちなみにどっちのハムラなんですか?
まだギリ裏ですね。
先生は?
僕も裏で全然大丈夫です。
じゃあその、表との違いは何ですか?
裏っていうのは、このまぶたの裏側からアプローチするので裏ハムラ。表っていうのは表面からアプローチするので表ハムラ。切開ハムラとも言ったりしますね。なので表は目の下を切る手術です。
先生、じゃあ表に適応する場合の症例とかないんですか?
もちろんありますよ。
では先生、動画にしてます。
はい。
そうなんですね。いや、びっくりしちゃった。
ということで土門先生。本日は表ハムラの適応になる患者さんの症例解説の動画をよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。

クマ取り施術の表ハムラ法とは?
この方ですね、表ハムラが適応になるんですけども、まずはこの溝ですね。溝というのは正確には専門用語があって、ティアトラフと言います。みんなここをゴルゴラインって言うんですけど、それは間違いです。ちょっと難しいんですけど、これがティアトラフ。ゴルゴラインはここなので、ここはティアトラフという部位になります。
このくぼみがあると、基本的には脱脂は不向きになります。なのでハムラ法という手術をしていくんですけども、この方はたるみが非常に強いんですね。
たるみは簡単にチェックできます。まぶたを引っ張って、パッと離したときに、皮膚の戻りがどれくらい早いかを見る。これをピンチテストと言います。たるみが強ければ表ハムラ、たるみがなくてすごく素早く戻れば裏ハムラという手術になります。
実は非常にシンプルなんですね。見た目で溝があるかないか。これでハムラかどうかが決まりますし、皮膚をちょっと引っ張るだけでたるみがあるかどうかも分かります。正味30秒もあれば手術の適応は判断できます。
完全に膨らんでいるからなのかなと思ったんですけど、そういうわけとは限らないってことですね。
そうですね。ここまで膨らんでいると、見た目だけで表ハムラの方がいいなって分かりますけどね。
この方はお会いした瞬間に、表がいいなと思っていました。
先生、表がいいっていうのは、まさに膨らんで皮膚が伸びているから、皮膚を切ってつなげましょうということですよね。
その通りです。
ハムラそのものは脂肪を動かす治療なんですけど、それだけだと皮膚のたるみがある場合、余計に目立ってしまうことがあります。なので、たるみそうな皮膚を切り取るのが表ハムラです。
クマ取りで表ハムラ法を受けるメリット
この患者さんは、もともとアートメイクで当院に通われていた方です。他にも気になる部分があるということで、美容クリニックであることを知って相談に来られました。
保育士さんで、お子さんと触れ合う時間があるため、大きな腫れは難しいということで、アイクリームをずっと使っていたそうですが改善しなかったとのことです。
クマはクリームでは改善しません。
もともとの予算は10万円以下でしたが、ハムラ法は相場で50万円以上する手術です。ご予算内で永久的な効果を出すのは難しかったのですが、しっかりお話しして、永久的な効果のある表ハムラを選択されました。
先生、ちょっと疑問なんですけど、一般的にクマ施術といえば脱脂がメジャーで、ダウンタイムが短いイメージですよね。
そうですね。
脱脂して注入した方が負担が少ないように思うんですが、これ、表ハムラが患者さんのためになるんですか?
結論、なっています。脱脂や注入は確かにダウンタイムは短いですが、それはダウンタイムに寄り添っているだけなんです。僕らは長期的な予後を見ています。
患者さんの人生ってことですね。
そうです。
ティアトラフがある方に脱脂をすると、余計にくぼんでしまうことがあります。満足できないケースもあるんです。なので、長期的に満足しない可能性がある治療は提案しません。
ダウンタイムが短いけども、その後脱脂して注入していると何が起きるんだ?くぼむ?!
くぼみます。やっぱり脱脂することで、要はそこにあるものを取るわけなので絶妙に取ってこないとやっぱりくぼんだりとか取り残してしまうリスクがあるわけですよ。
それをね、毎回毎回絶妙なギリギリのラインで取るっていうのはかなり難しいのと当然ですけども年齢とともに脂肪の配置が変化してしまいますのでその先を見据えて治療するってのは不可能な手術になります。
整理しますね。表ハムラ法、裏ハムラ法ともにダウンタイムは確かに長い。脱脂はダウンタイムが確かに短いけれどもダウンタイムが短いということは効果も短いっていうことですね。
そうですね、直結ではないですが結論はそうです。
今回の患者さんは、たるみが強く、できるだけ一回で長持ちする治療を希望されました。
その通りです。
何回も何回もクリニックに来るのが大変だということを考えたときに、確かにダウンタイムは長いかもしれないけれど、1回手術してしまえばもう一生それでいけるよねっていう。だから長い人生で見たときにどっちのほうがいいか、最善な手術法を先生が提案したってことですよね。
本当にもうその通りでしかないです。
すげえ。
逆にすごいわ。
やはり皆さん、にわか美容オタクだとダウンタイムばっかり気にするじゃないですか。でも本当に最適な手術っていうのは、何回も何回も手術をする患者さんの負担ですね。時間もかかりますもんね。
ダウンタイムを気にすること自体は悪いことではないですし、日本自体は世界一ダウンタイムを気にする国だと言われているぐらいなので、そういう国であることを理解して手術に臨むっていうのはすごい大事なことではあるんですけども、結局ダウンタイムだけにフォーカスしちゃうと、手術しないで注射ひたすらやってろよって話になっちゃうんですよね。
じゃあなんでみんなクマ取りで手術やろうってなるかというと、注射よりも効果を求めるからやりたいわけですよ。
ただ、世の中にはその「脱脂」っていうのがいっぱいはびこってるので、本来であれば脱脂も適応ではなくハムラになる患者はたくさんいる中で、このハムラができない先生たちが「脱脂して、あとから注入すればいいかね」っていうふうに、騙すわけではないとは思うんですけども、半ば騙されたような感じで患者さんは施術を受けてしまうということが非常に多くなってるっていうのが事実なんです。
実際、修正だったりとか、脱脂したけど満足がいかなかったっていう患者さんがとにかく増えてるのが現実ですからね。
要は、すぐ取れてすぐ腫れも引くよっていう脱脂を勧めてくるクリニックは、本当に患者さんの本質的な悩みを解消してくれるかどうかっていうのは、ちょっと疑念があるっていうことですね。
そうですね。
じゃあその上で、先生はご自身がやるんだったら脱脂じゃなくて裏ハムラ。
裏ハムラですね。
で、今回の患者さんの場合はたるみを取るために、1回で切ってあげられるように表。
その通りです。

クマ取りの表ハムラ法施術後
ということで、すごいですね。
術後がこうなりましたと。表ハムラ手術後の画像になりますね。切ったところ分かりますでしょうか?下まつ毛の際は切ってるんですけども、近寄ったらちょっと分かるかなっていうレベルで、実際これは手術してからまだ数ヶ月なので、これが半年とか1年とか経てば、たぶん誰にも気づかれないレベルまで仕上げることは可能です。
ちなみに、こんだけ綺麗な仕上がりになるっていうのも表ハムラをやるメリットだっていうのは分かるんですけど、なんで脱脂とかと違ってこんなに綺麗になるんですか?
脱脂っていうのは、そこにある脂肪をやっぱり取ってくるだけになってくるんですね。それ以外のことは基本しないわけです。本当にそこにあるものをポンって取ってくるだけなんで。
ハムラと呼ばれる手術に関していうと、もともとある脂肪をうまく使って少し移動させることによって、くぼみと膨らみの調整をうまく整える。これがハムラ法という手術になるんですね。
なので、膨らんだところの脂肪を取るだけよりも、その膨らんだ脂肪をうまくくぼんだところにすり合わせることによってバランスを整えていくことができるので、綺麗な仕上がりになるということなんですね。
ですので、脱脂を単独でやるよりもハムラ法をやっていただいたほうが、仕上がり自体は綺麗になるというのが言えるということです。
確かに患者さんが「ダウンタイムが短いほうがいいよ」っていうんだったら脱脂でもいいかもしれないですけども、お話聞いてると脱脂が適応になる人あんまりいなそうですよね。
そうですね。
まず診察した上で、ティアトラフという溝がない、もしくは薄い方のみが脱脂の適応になりますし、長期的な目線で見たときに脱脂は脂肪を取るだけなのでまた出てきちゃう可能性がある。
ただしハムラ法に関してはその脂肪を固定してしまうので、理論上は再発がない手術になります。なので診察上も適応は少ないし、長期的な予後を考えたら、診察上適応があろうがなかろうが、全員ハムラがベースです。
え、じゃあなんでみんなハムラやらないんですか?
簡単です。難しいから。
患者さん側の都合じゃなくて、お医者さん側の都合なんすか?
そうです。難しいからです。
ちなみに難易度をレベル100で表すと、脱脂はいくつで、裏ハムラはどれくらいなのか教えてほしいんですけど。
脱脂だけで言ったらもうレベル10ぐらいですね。
じゃあ美容外科だったらみんなできる?
9割ぐらいは、脱脂はある程度手術を重ねればできるんじゃないでしょうかね。
ハムラだと?
まず裏ハムラは正直80ぐらい難しいと思います。
いきなり難易度バカ上がりですね。
そもそも裏ハムラっていうのは切らないので、まぶたの裏側から狭い視野の中で手術をしてこなきゃいけないので、難易度としてはかなり高いと思ってください。
表に関していくと、切るのでそっちのほうが難易度高いんじゃないかとか、値段も表のほうが高いことが多いので、そっちのほうが難しい手術なんじゃないかなって思われてるかもしれないんですけども、切ることによって視野がすごい見やすくなりますので、実は難易度的には下がります。
僕の感覚でいくと、大体レベル60ぐらいまで落ちる感じですね。
なので、ダウンタイムの長さと手術の難易度は比例しないし、裏ハムラは難しいけどそれが絶対みんな適応するわけでもないってことですね。
「どうせなら全員ハムラ法やったほうがいいじゃん」っていう意見がありつつも、やっぱり難易度の問題。
全美容外科医がハムラを習得しているわけではないので、どうしても脱脂しかできません、脱脂と注入しかできませんっていうドクターはたくさんいるわけですよ。なのでそういった先生に当たった場合には、ハムラ法の提案はされないわけですね。
実際に、とある大手でもメニューそのものがないクリニックっていうのはあります。そうするとハムラを選べないんですよ。
ハムラを知っていればいいんです。「ハムラやってないんですか?」「うちやってないんです」「じゃあちょっと他行きます」と言えますけども、ハムラなんて普通の患者さんは知りませんので、「あなたは脱脂に注入がいいよ」って言われたらやっちゃうわけですよ。
それで嫌な思いをしてる患者さんが結構増えてきてしまってるっていうのが現状になります。
やっぱりTikTokとかでも脱脂の黄色い脂肪を取り出してる動画って結構流れてくるじゃないですか。
めちゃめちゃありますね。今でもありますもんね。
だからクマ取りといったら脱脂をするのが正解みたいな印象がありますもんね。素人からすると。
でも実際、先生からすると、本当に患者さんの人生っていうことを考えたら、裏ハムラだったり表ハムラだったりをやるのがおすすめっていう。
そうですね。
予算とダウンタイムさえ問題なければ、ハムラ法を選んでいただくのがいいかなとは思います。
これは衝撃でしたね。
まとめ
今回ですね、表の施術をしていただいた患者さんの症例を見ながらクマの説明をさせていただきました。世の中には脱脂があったり、注入があったり、ハムラ法、表があったり裏があったりとありますが、僕の中では原則ハムラ法を選んでいただきたいかなとは思っています。
もちろん脱脂というメニューもできますし、僕自身、脂肪注入もすべて習得しています。なので表ハムラ、裏ハムラがいいというのが僕の結論ではあるんですけども、全員が全員そのダウンタイムやコストをかけられるわけではないので、患者さんの中には脱脂をする方もいますし、注入をする方もいらっしゃいます。
今回、脱脂をちょっと悪く言うような部分はありましたけども、100%否定するわけではないということだけはしっかりとお伝えしていきたいなと思います。脱脂が適応になる方もいます。
ただ本当に患者さんが何を求めているのか、人生に寄り添ったクマ治療をしてくれるクリニックに出会いましょうというお話でした。
先生すごいな。今日はドクターって感じでしたね。
ありがとうございます。
はい、お医者さんやってますので。
はい。
ということで今日は、一般的ではないかもしれないですけど、表ハムラ法という症例の解説をしながら、クマ取りの施術法の違いを解説していただきました。
先生、本日はありがとうございました。
どうもありがとうございました。
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監修ドクター
土門駿也統括院長

監修ドクター
土門駿也統括院長
その後、東京中央美容外科の川口院、高田馬場院、浜松院で院長を務め、Leap beauty clinicを開院。
「医療とは患者様のQOL(生活の質)を100点に近づけることである」という医療観のもと、クマとり・二重埋没・脂肪吸引の施術を行う。
クマとり5,000件以上、二重・目元手術20,000件以上、脂肪吸引1,000件以上の施術実績。